124.富山県出身の力士 その2
   
富山県出身の力士の力士については、平成19(2007)年頃に書いたのですが、
あれから色々と変わってきて、人数も増えてきたので、改めて、
それについて書こうと思います。

富山県出身力士【平成16(2004)年から平成19(2007)年まで】
力士名 ふりがな 出身地 最高位 所属部屋 生年月日 初土俵 最終場所
玉椿 謙吾 たまつばき けんご 富山市 三段目37枚目 片男波 昭和57(1982)年4月17日 平成13(2001)年5月 平成17(2005)年7月
玉颯 知征 たまはやて ともゆき 富山市 序二段49枚目 片男波 昭和60(1985)年9月24日 平成16(2001)年3月 平成19(2007)年1月
大吉田 恵治 おおよしだ けいじ 富山市 序二段43枚目 大嶽 昭和63(1988)年1月19日 平成18(2006)年1月 平成19(2007)年3月

平成16(2004)年の時点では、富山県出身力士は、玉椿、玉颯、大吉田の3人が
いました。そして、前に書いた時は、玉椿、玉颯が引退して、大吉田が番付外
でしたので、大吉田にはまた番付に載るよう頑張って欲しいと書いた矢先に
引退してしまい、富山県出身力士は、平成19(2007)年の時点では全滅して
しまいました。

高岡向陵高等学校出身力士
力士名 ふりがな 出身地 最高位 所属部屋 生年月日 初土俵 最終場所
猛十八 卓 たけとば たく 石川県かほく市 三段目88枚目 宮城野 昭和57(1982)年1月19日 平成14(2002)年1月 平成26(2014)年9月
光風 勤勉 ひかりかぜ のりかつ 三重県四日市市 幕下25枚目 尾車 昭和55(1980)年10月18日 平成15(2003)年3月 平成21(2009)年5月
吐合 明文 はきあい あきふみ 愛媛県松山市 幕下2枚目 北の湖 昭和57(1982)年5月11日 平成17(2005)年3月 平成27(2015)年5月
朝轟 大介 あさとどろき だいすけ 富山県射水市 三段目71枚目 高砂 平成5(1993)年5月25日 平成25(2013)年3月 平成27(2015)年5月

なので、その後しばらくは、地元の高校(僕の母校ではないです)の
高岡向陵高校出身の力士を応援していました。その力士もまた、北日本新聞に
載っていましたので。その載っているのを見て、今まで知らなかったのですが、
高岡向陵高校って相撲部が強いのだなと思いました。あと、昨年の12月27日に
二所ノ関部屋で高岡向陵高校相撲部との合同稽古があったのですね。
またこうして、高岡向陵高校から大相撲入りする人が出てくれれば嬉しいです。

猛十八は、前にも書きましたが、白鵬の付け人をやっていた力士です。
そして、三段目に5場所在位しました。なんか三段目100枚目が多かった
ような気がするのですが。三段目の下位から序二段の上位で頑張っていた
印象です。

光風は、序二段でも7戦全勝で優勝できなかったという場所があったのですね。
僕は、平成19(2007)年3月場所で三段目で7戦全勝をしたのが印象深いです。
この時も優勝はできなかったのですが、幕下25枚目まで一気に昇進しましたね。
最初は、そこから幕下で勝ち越しができず、そのまま三段目まで陥落した印象
でしたが、これは間違いで勘違いしていました。あれから幕下の下位で
頑張っていて、幕下で4場所勝ち越してますね。

吐合は、高岡向陵高校の相撲部から近畿大学の相撲部を経て、全国学生相撲
選手権大会で優勝し学生横綱になったことで、幕下15枚目格付け出しで
デビューにそこそこ注目されていたのですが、最高位は幕下2枚目で、怪我の
ために番付外まで陥落し、「史上初の格付け出し力士が番付外に陥落」と
言われましたね。本当に苦労の多い相撲人生だったと思います。

朝轟については、前にも少し書いてましたね。その時は前の四股名の朝上野
としてでしたが。朝轟は、僕が川崎に引っ越してから大相撲に入門しました
ので、あまり印象に残ってないかも。14場所、2年ぐらいと短い相撲人生
だったように思えます。

富山県出身力士【平成23(2011)年以降】
力士名 ふりがな 出身地 最高位 所属部屋 生年月日 初土俵 最終場所
飛騨野 幹人 ひだの みきと 富山市 三段目34枚目 荒汐 平成2(1990)年9月14日 平成23(2011)年11月  
常川 涼介 つねかわ りょうすけ 南砺市 三段目30枚目 荒汐 平成6(1990)年10月17日 平成25(2013)年3月  
朝乃山 広暉 あさのやま ひろき 富山市 大関 高砂 平成6(1990)年3月1日 平成28(2016)年3月  
坂林 欣紀 さかばやし よしき 高岡市 三段目38枚目 尾上 平成11(1999)年11月28日 平成30(2018)年1月  
富豊 悠翔 とみゆたか ゆうと 高岡市 幕下39枚目 時津風 平成12(2000)年7月8日 平成31(2019)年3月  
千代烈士 大地 ちよれっし だいち 南砺市 三段目18枚目 九重 平成15(2003)年4月3日 令和2(2020)年7月  
霧乃華 駿太朗 きりのはな しゅんたろう 高岡市 序二段52枚目 陸奥→荒汐 平成17(2005)年1月8日 令和2(2020)年3月  
千代獅子 竜喜 ちよしし りゅうき 富山市 三段目14枚目 九重 平成17(2005)年5月19日 令和3(2021)年3月 令和5(2023)年11月
旭水野 翔 きょくみずの しょう 下新川郡朝日町 三段目41枚目 大島 平成16(2004)年3月12日 令和4(2022)年3月  

そんな感じでしたが、富山県出身力士が全滅していた時期は4年ほど
続きましたが、平成23(2011)年についに飛騨野が大相撲に入門しました。
続いて同じ部屋に常川が入門した所までは、前にも書いてますね
そして、続いて朝乃山が入門し、それに続いて6人が入門しました。

飛騨野と常川は、三段目で頑張っていますね。飛騨野ですが、令和5(2023)年
5月場所に序二段で初日から6連勝したのが印象的でした。正直ここまで
やってくれるとは思いもしませんでしたのでこれは嬉しかったです。
7番相撲は、欧勝竜と対戦でしたが、欧勝竜は、十両目前まで行った力士、
さすがに敵いませんでしたかね。

坂林、千代烈士は、三段目で頑張っていますね。富豊は、幕下の下位まで
昇進しましたが、幕下は家賃が高かったですかね。今は三段目で頑張って
いますね。霧乃華は、序二段で頑張っていますね。

千代獅子は、三段目で頑張っている印象でしたが、令和5(2023)年9月場所に
三段目の下位で初日から6連勝したのが印象的でした。これはいつか幕下に
行けそうかなと思っていたのですが、11月場所で引退しました。この引退は
本当に残念です。ただ、この引退については、千代獅子だけが悪い訳ではなく、
関わった人たちも悪かったのかなという思いです。ただ、悲しかったです。

旭水野は、朝乃山と同じ高校の高岡商業高校の相撲部を経て大相撲に入門
しました。派手な大勝ちはないものの、地味に、徐々に番付を上げていき、
今場所の令和6(2024)年9月場所でも5勝2敗と勝ち越し、来場所は三段目の
上位に上がりそうですね。なので、旭水野は今後に期待しています。
まずは幕下を目指して頑張ってもらいたいです。

朝乃山は、今現役の富山県出身力士の中では1番有名ですね。高岡商業高校の
相撲部から近畿大学の相撲部を経て、全日本相撲選手権大会ベスト4に入った
ことで三段目最下位格付け出しでデビューし、順調に番付を上げていき
ましたが、やはり、平成29(2017)年1月場所の幕下優勝しその翌場所に
十両昇進、令和元(2019)年5月場所での幕内での平幕優勝、そして、
令和元(2020)年3月場所後に大関に昇進したのが嬉しかったです。

ですが、新型コロナウイルスの感染防止のガイドラインに違反し、6場所、
1年間の出場停止になって、三段目から出直しになったのは悲しかったですが、
また幕内に復帰してくれて嬉しいです。ただ、霧島、豊昇龍、若元春、大栄翔、
琴ノ若といった最近強くなってきた力士が周りにいますので、大関復帰は
どうかな?という思いです。まずは、三役復帰を目指してもらいたいものです。

こんな感じで富山県出身力士について書きましたが、一時期全滅していたのが、
今では8人になり、関取も1人いてしかも優勝して大関昇進まで
してくれたのだから本当に嬉しい状況になっていると思います。
富山県出身力士は、これからも注目していこうと思います。特に朝乃山と
旭水野に期待したいと思います。


新十両力士、朝乃山のインタビュー
こちら
write:2024/01/29 rewrite:2024/01/30 update:2024/04/09


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