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令和6(2024)年大相撲1月場所・総評 | ||
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●幕内● 今場所は、横綱の照ノ富士が9度目の優勝をしました。ついに同じ部屋の 元横綱の日馬富士に並びましたね。目標の2桁優勝まであと1場所なので、 また優勝を目指して頑張ってもらいたいと思います。しかし、さすが横綱です。 出場すれば優勝しますので。 優勝争いは、関脇の琴ノ若、大関の霧島、大関の豊昇龍と上位の力士が 活躍しましたね。あと、それに7枚目の朝乃山、15枚目の大の里が加わって いました。霧島は終盤に失速、豊昇龍は終盤に休場は残念でした。 琴ノ若が千秋楽まで優勝を争っていて、優勝はできませんでしたが、ここまで やってくれたのは本当に嬉しかったです。来場所は大関昇進になりますかね。 霧島は、豊昇龍戦で二枚蹴りで勝ちましたね。これは、2014年1月場所で 時天空が翔天狼に決めて以来ということで。 新小結の宇良ですが、幕内経験者が序二段に陥落後、新三役は史上初めて。 初土俵から52場所所要は、学生相撲出身としては2位のスロー昇進。 31歳6ヶ月での新三役は、平成以降5位の高年齢昇進ということでしたが、 なかなか厳しい場所でしたかね。そんな中にあっても自分の相撲を取ろうと 必死で頑張っていた姿が本当に良かったですし、終盤で勝てるようになって きましたね。千秋楽は伝え反りで勝ったりもして。 筆頭の若元春と4枚目の正代が照ノ富士に勝って金星を手にしましたね。 若元春は10勝と見事です。正代は、2017年7月場所の日馬富士戦以来 約6年半ぶり、38場所ぶりの金星ということで。 筆頭の熱海富士と3枚目の豪ノ山は、負け越しましたが、今場所は勉強の場所 ということで。それでも2人ともよく健闘したと思います。 7枚目の朝乃山は、初日から7連勝していましたが、途中休場になって 残念でした。再出場して勝ち越したのはよかったですが、来場所はまた 優勝争いに加わってもらいたいものです。 新入幕は、15枚目の大の里、17枚目の島津海でしたが、大の里は、初土俵以来 所要4場所で新入幕は、昭和以降3位タイのスピード昇進ということですが、 今場所は大活躍でしたね。上位にはまだまだ通用しなさそうですが、優勝争い をしての11勝は見事です。熱海富士と伯桜鵬と共に今後に期待したいと 思います。島津海は、9勝と良い感じだと思います。 ●十両● 今場所は、10枚目の尊富士が新十両で優勝しました。尊富士は、初土俵から 8場所所要は、7位タイのスピード昇進ということで、前から注目して いましたが、優勝までやってくれるとは思いませんでした。来場所は、十両 1場所通過で新入幕ですかね。あとは、3枚目の狼雅と6枚目の時疾風が 優勝争いをしていましたね。 2枚目の錦富士、3枚目の北の若、10枚目の白鷹山、11枚目の英乃海が 10勝しましたね。 新十両は、尊富士と13枚目の欧勝海が昇進しましたが、欧勝海は8勝と 良い感じですね。 ●幕下● 今場所は、筆頭の若隆景が優勝しました。まあ、この地位では勝てますかね。 5枚目の伯桜鵬が6勝とこの2人が十両に復帰になると思いますが、 来場所は、この2人の優勝争いになりそうでまた楽しみです。 あと、2枚目の北磻磨ですが、2023年9月場所の三段目優勝を皮切りに 幕下の上位に上がってきましたね。来場所は21場所ぶりの十両復帰に なりますかね。37歳にして、また力を付けている印象なので、十両でも 頑張ってもらいたいです。 6枚目の北大地は4勝、8枚目の阿武剋は6勝、8枚目の琴手計は4勝、 11枚目の塚原は5勝、11枚目の琴太豪が5勝とこのあたりが、来場所 新十両を狙えそうですかね。個人的には、特に塚原と琴太豪は、いつか十両に 上がってもらいたいと思います。 筆頭の嘉陽、3枚目の聖富士、5枚目の木竜皇、7枚目の日翔志、7枚目の 北天海はも注目していましたが、負け越しで残念です。また来場所 頑張ってもらいたいと思います。 ●引退● 元幕内の東龍、元十両の千代嵐が引退しました。 東龍は、幕内で頑張っていたのが印象深いですし、千代嵐は、十両と幕下で 頑張っていたのが印象深いです。特に2022年1月場所で50場所ぶりの再十両 を果たしたのが、凄かったですし、本当によく頑張ったという印象でした。 今までお疲れ様でした。 |
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write:2024/01/29 | rewrite:- | update:2024/04/09 |