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令和6(2024)年大相撲3月場所・総評 | ||
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●幕内● 今場所は、尊富士が新入幕優勝をしました。新入幕優勝は、大正3(1914)年 夏場所の両国以来110年ぶりということで、そして、尊富士は、所要9場所で 新入幕となり、幕内優勝は、所要10場所ということで。尊富士は、幕下以下の 頃から凄い勢いで番付を上がってきましたので、注目かなとは思って いましたが、新入幕優勝とは凄いです。 ですが、これは大関を含めて幕内のほとんどの力士の力が拮抗していることが 如実に表れた結果となり、まさに今の大相撲界を象徴する出来事の一つに なったかと思います。良くも悪くもですがね。なので、来場所は、大関や 役力士の逆襲に期待しております。 新大関の琴ノ若は、10勝で新大関で2桁勝てたのは良かったともいます。 豊昇龍は11勝で、琴ノ若、豊昇龍も優勝争いの中に入っていたのが良かった です。終盤に脱落してしまったのは残念ですが。 貴景勝は、勝ち越してカド番脱出で良かったです。霧島は、首を痛めていた ようで、5勝と不振でしたね。また、来場所頑張ってもらいたいと思います。 筆頭の朝乃山は、9勝で来場所はいよいよ三役復帰ですかね。そして、尊富士 に勝って元大関の意地を見せたのは良かったです。2枚目の熱海富士は 良い感じですかね。3枚目の王鵬は初の上位の場所でしたが、負け越した ものの、7勝までできて、金星も取ったのは上出来だと思います。 5枚目の大の里は、今場所も優勝争いをして大活躍でしたね。来場所は本当に 上位いや三役?といった所になりますが、その地位でどこまで活躍できるのか 楽しみにしたいと思います。6枚目の豪ノ山も10勝と来場所は上位ですね。 8枚目の高安が11勝と地味に大勝ちしていますね。 ●十両● 今場所は、2枚目の水戸龍が優勝しました。5日目から勝ちこんでいって 2度目の優勝につなげましたね。場所前は、10枚目の若隆景と13枚目の伯桜鵬 が優勝争いをするかと予想していましたが、若隆景が後半失速しての9勝、 伯桜鵬は8勝と、予想は外れて残念ですが、来場所は2人とも優勝争いに 加わってくれたら嬉しいです。 筆頭の時疾風が8勝と来場所はいよいよ新入幕ですかね。4枚目の欧勝馬は、 今まで十両上位で足踏みが続いていましたが、11勝とこちらもいよいよ新入幕 ですかね。この2人が入幕してくれるのは嬉しいです。 7枚目の大翔鵬が10勝と結構勝っていますね。8枚目の朝紅龍も前半は 優勝争いをしていましたが、後半失速しての9勝は残念です。次は大勝ち することに期待したいと思います。 14枚目の北磻磨ですが、令和2(2020)年9月場所以来21場所ぶりの十両。 37歳6ヶ月29日での再十両は、戦後2位の高齢昇進。9度目の十両昇進は、 史上1位タイ。ということで、3年半ぐらいかけての再十両ですが、 本当にここまでよく頑張った思いますし、素晴らしいです。3場所前の 令和5年9月場所で三段目優勝してから一気に十両まで駆け上がって行き ましたね。ですが、今場所は4勝とやはり十両は厳しいですかね。 それでももう1回十両に昇進してくれたら嬉しいなとか思ったりして。 ●幕下● 今場所は、13枚目の風賢央が優勝しました。風賢央と言えば、5場所連続で 6勝1敗で凄い勢いで上がってきたのが印象的ですが、幕下上位で少し こけたかなという感じですが、幕下優勝は嬉しい限りです。これで来場所は いよいよ十両昇進ですね。来場所は楽しみにしております。 あと、十両昇進は、筆頭の千代丸、2枚目の阿武剋は昇進しそうですね。 あとは、3枚目の嘉陽か4枚目の塚原といった所ですが、塚原が昇進しそうな 気がします。塚原も幕下上位で頑張っていたので、いつか十両に昇進して 欲しいと思っていました。いよいよついにですかね。その時にはきちんとした 四股名がもらえると思いますが、どんな名前になるのか楽しみです。 5枚目の生田目、6枚目の琴手計、8枚目の木竜皇、13枚目の大青山が 来場所十両を狙えそうですかね。 20枚目の琴挙龍は、再び15枚目以内に入りそうですかね。21枚目の日翔志も 5勝とまた番付を戻しそうですかね。22枚目の吉井も6勝なので、どこまで 上がるか楽しみです。27枚目の朝白龍も6勝とついに来たかといった感じで こちらもどこまで上がるか楽しみです。41枚目の城間は初の幕下で4勝、 48枚目の安大翔は5勝ですが、この2人はついにここまで来たかという 感じです。43枚目の若隆元も6勝で来場所は大きく番付を戻しそうですね。 ひいてはこの勢いで十両昇進してくれたら三兄弟同時関取で嬉しいのですがね。 幕下最下位格付出の松井は5勝でした。 ●引退● 元幕内の北青鵬、元幕内の照強、元十両の慶天海が引退しました。 照強は、幕内では小さい体を利用しての相撲が良かったです。 令和2(2020)年7月場所の大関・朝乃山戦で足取りで勝ったのが印象深いです。 慶天海は、1場所十両に昇進したのが印象深いです。その十両の場所ですが、 怪我で休場になってしまったのが残念です。北青鵬は、まだまだこれから だったのに、こんな形で引退になってしまうのは残念ですし悲しいです。 今までお疲れ様でした。 |
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write:2024/03/26 | rewrite:- | update:2024/04/09 |