28.全く知られていなかった「大量絶滅」の存在が発覚
地球の長い歴史の中で、生き物のほとんどが死に絶える「大量絶滅」という
大事件は、これまで公式に5回あったとされてきました。有名なのは
6600万年前、巨大な隕石が落ちて恐竜が滅びたあの事件です。

ところが最新の研究で、これまでの記録をさらに1億年もさかのぼる
「真の第1回目」が隠されていたことがわかりました。その名は
「コトリン危機(Kotlin Crisis)」。なんと約5億5000万年前、
誰も気づかぬうちに、当時の生き物の約80%が消え去っていたというのです。

●海底を埋め尽くした「動かない異形たち」●
絶滅したのは、「エディアカラ生物群」と呼ばれる者たちです。彼らには目も
口も内臓もありません。ただ海底にペタッと張り付いて栄養を吸い取る、
まるで「生きた図形」のような不思議な姿をしていました。代表格の
ディッキンソニアなどは、見た目はただの巨大なパンケーキ。敵も争いもない
「静かすぎる楽園」みたいな環境が数千万年も続いていました。

というか、あまりに平和すぎて、進化する必要すらなかったみたい。
しかし、そんなユートピアに突如として「終わりの日」が訪れたんです。

●カナダの火山灰に閉じ込められた「タイムカプセル」●
ところで、なんで絶滅なんて歴史の大事件が今まで見逃されていたのか、
不思議に思いますよね。理由は、彼らが骨も殻も持たない
「柔らかすぎる生き物」だったから。彼らは死んでしまうと、跡形もなく
溶けてしまったんです。

今回、絶滅の事実が判明したのは、カナダのニューファンドランド島にある
遺跡で、古代の火山灰が当時の生命を一瞬でパックし、タイムカプセルの
ように5億年以上も完璧な形で保存していたものが発見されたから。

この化石を精密に分析した結果、驚きの事実が判明しました。これまで
「新しい生命にゆっくり場所を譲った」と思われていた彼らでしたが、
実は全盛期のまま、ある時期を境に一気に消し飛んでいたのです。
その規模は、あの恐竜絶滅(約75%が消滅)をも上回る可能性があるほど、
凄まじいものでした。

●絶滅の原因は不明●
通常これほどの大事件なら、巨大噴火や小惑星衝突といった何かしらの痕跡が
現場に残るものです。ところが、この5.5億年前の事件にはないんです、
その痕跡が。

酸素が急激に減ったのか、それとも深海から毒素が湧き出したのか。
生き物の8割を殺しておきながら、一切の物証が残っていません。
地球史上最古にして最大の完全犯罪を前に、科学者たちは今、途方に
暮れながら岩石を掘り続けています。


これまでは4億5000万年前のオルドビス紀が最初の大量絶滅と言われて
きましたが、約5億5000万年前にも大量絶滅、約80%くらいが死滅していた
というのが驚きでした。カナダのニューファンドランド島にある火山灰から
発見されたとのことですが、よく判明したなという思いです。

しかも生物が死んでしまうと、跡形もなく溶けてしまったらなかなか
分からないですよね。約5億5000万年前の大量絶滅は、今までの常識が覆る
成果だと思いますが、絶滅の原因は不明ということで、まだまだ研究が
必要そうですね。この大量絶滅も原因が解明される日が来ることを願います。


全く知られていなかった「大量絶滅」の存在が発覚。原因は不明
こちら
write:2026/03/20 rewrite:- update:2026/03/22


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