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| 2025/10/05 やっぱりエジプトが好き♡ -昭和のニッポンと古代のエジプト- | ||
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| 今回は、今年が昭和100年にあたることからにわかに「昭和時代」が脚光を 浴びることになり、その中でも昭和30(1955)年から昭和40(1965)年は特に 注目されています。昭和40(1965)年には「ツタンカーメン展」が開催された ことをありますが、それ以前から日本では古代エジプトをモチーフにした デザインが用いられるようになってきました。 北名古屋市歴史民俗資料館所蔵のエジプト柄の物を展示した展覧会でした。 また、それだけでなく、少ないながらも古代エジプトの遺物やそのレプリカも 展示されています。 最初に、「日本で開催された主なエジプト展」、「日本のエジプト コレクションをめぐる略年表」や図録が展示してありました。 見ていたら過去に行ったものや持っている物を結構ありましたね。 写真は、奥の襖がエジプト柄ですね。ジャケットは、ファラオ(王様)の 横顔の柄ですね。着物は、ヒエログリフやカルトゥーシュが奇麗でした。 ブラウス、スカートは、デザインがいかにも昭和って感じですね。 生地は、赤くて絵が奇麗です。太陽の船にラー神が乗っている柄ですね。 護符は、小さいけど奇麗です。プセムテクのウシャブティは、ヒエログリフが 綺麗です。帯、布端切れは、まさにエジプトのレリーフの柄ですね。 ハンカチは、中央にヒエログリフ、周りが絵で奇麗でした。 教科書の表紙ですが、古代エジプトのレリーフだったり、ピラミッドに ラクダをあしらっているのがまた良いですね。彩色人物像手彫は、 これぞエジプトで奇麗です。包装紙、紙袋はシンプルで奇麗です。 デイル=エル=メディーナ住居の模型は、細かくて凄いです。 紙箱は、カルトゥーシュやヒエログリフが整然と並んでいて奇麗です。 グラスは、シンプルで奇麗です。カップ&ソーサーは、不思議な感じが しました。マグカップは、絵がレリーフのようで奇麗です。 あと、日用品にエジプト柄の物がたくさんありました。 | ||
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| それから、ファラオのヘカ杖とネケク笏やネメス頭巾が展示されていました。 と言っても子供がファラオになり切るためのイベント用に作られた物です。 それでもそこそこしっかりできていると思います。 ロゼッタストーンは、凄かったです。ヒエログリフ、デモティック、 ギリシア文字の3つの文字がびっしりでレプリカとはいえ圧巻です。 アルバムのエジプト柄は、ナルメルパレットからインスパイアされた ようですね。ナルメルパレットのレプリカもあって素晴らしかったです。 ハトホル女神に礼拝するホルエムヘブは、本で見たことありますね。 そのハトホル女神の形の栓抜きは、こんなのがあるんだと驚きました。 家具は、絵やヒエログリフが奇麗です。小襖は、綺麗で素晴らしいです。 あと、アニメや漫画に与えた影響として、ジャイアントロボ、 勇者ライディーンについての解説、王家の紋章の漫画の展示もありました。 それから、イギリスのバンド「ロゼッタストーン」のレコードの展示、 アビュドスやセティ1世葬祭殿の模型の展示もありました。 セティ1世葬祭殿のオシリス祠堂ですが、壁画のパネルがあり、中心に 祠堂があり、中にオシリス神像があるのですが、もう圧巻で素晴らしかった です。壁画や祠堂とセットのオシリス神像が本当に素晴らしかったです。 この展覧会に行ったら、この中は必見です。 神殿儀礼用道具、シストラムは、黄金で奇麗でした。香炉は、青銅で手の平の 上に容器のようなものが乗っていてそれが不思議でした。 今回は、昭和時代のエジプト柄の物を展示した展覧会という今までとはまた 違った視点からの展覧会で、昨年のはにわ展だと「ハニワと土偶の近代」に 近い位置付けの展覧会かなという思いです。昭和30(1955)年から 昭和40(1965)年あたりでこのようなエジプト柄が流行ったのだなと思い、 当時から古代エジプトは人々の関心を集めていたのだなという思いで、 とても興味深い展覧会でした。 | ||
| write:2025/10/10 | rewrite:- | update:2025/10/14 |