2025/07/29 「はにわ工場」の発見-茨城県馬渡埴輪製作遺跡発掘60周年-
今回は、茨城県ひたちなか(旧勝田)市で発見された「はにわ工場」について
の展示でした。

茨城県ひたちなか(旧勝田)市の谷で地元の中学生が偶然馬形埴輪を発見し、
明治大学が1965(昭和40)年に発掘調査を行ったところ、粘土採掘坑、
製作工房の住居、焼成用の窯、失敗作の廃棄場が全て揃った「はにわ工場」が
国内で初めて確認されました。

埴輪生産の具体的な様子を明らかにした学術的価値が認められ、1969年に
国史跡の指定を受け、現地で史跡公園として保存・公開されています。
今回は発掘調査から60周年を記念しての展覧会となっています。

馬渡埴輪製作遺跡の想像図は、このような一角ではにわなどが作られたのだな
と思いながら見ていました。はにわ製作のイラストや遺跡の写真も良いですね。

C地区は、細かいはにわ片が多いですね。
E地区は、壺型土器や杯型土器が多いですね。
B地区は、細かい破片が多いですね。円筒埴輪片が奇麗です。練習用の物が
発見されているのが良いですね。なんか古代エジプトのオストラコンみたい
と言うか。
A地区は、朝顔形埴輪が大きくて凄かったです。
D地区は、細かいはにわ片が多いですね。

今回は、「はにわ工場」の展示ということで、古墳から埴輪や土器、土偶が
発見されてそれの展示はよくありますが、「はにわ工場」は滅多にないので
興味深かったです。「はにわ工場」の遺跡の写真やはにわ製作のイラストが
良かったです。また、これからも埴輪製作の過程なども明らかにしていって
もらえたらと思います。
write:2025/08/02 rewrite:- update:2025/09/28


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