2025/05/14 長篠の戦いと武田二十四将
14日は、信玄ミュージアムで開催されている「長篠の戦いと武田二十四将」
に行ってきました。これは、特別展示室についてです。

●武田二十四将図●
最初に、甲陽軍鑑に記されている二十四将がリストアップされていました。
武田二十四将図は、3つあり、それぞれに描かれ方は違いますが、綺麗で
素晴らしい、皆様凛々しくて強そうです。武田二十四将図は、江戸時代前期
から描かれており、軍議をしているかのように描かれているということで。

●展示物●
あと、武田家ゆかりの宝物の地図や武田氏館(躑躅ヶ崎館)跡の発掘について
解説したパネルがありました。

有職故実に関わる文書群のうち 第十九は、小笠原流という武家の儀礼
「式三献」と呼ばれる食事の作法について書かれたもので、絵が薄いが
綺麗です。有職故実とかその関係の史料は初めて見ました。
あと、大酒宴の様子の絵は、色鮮やかで奇麗で、酒宴の楽しさが伝わって
くるような絵でした。

武田氏館は、武田信虎が1519(永正16)年に築き、1581(天正9)年に武田勝頼が
新府城に移るまで使用された館で、約62年間の歴史があり、その後も織田、
徳川、豊臣らの大名による館の改修、再利用されたと書かれていました。
あの場所は便利だったのでしょうかね?

発掘品は、壺、瓶、香炉などが展示されておあり」、砲玉は、白くて奇麗
でした。古銭は、黄銅の輝きが奇麗でした。中国から輸入したとのことで。

武田家の馬については、馬骨がありました。ここまで完全に近い再現は凄い
です。大きさは中くらいですかね。そんなに大きくないです。
鎧兜ですが、楯無(たてなし)の鎧ということで、強そうで立派な感じです。

城下町甲府の形成については、陶磁器は、白や茶色の物があり、綺麗です。
石仏は、小さくて可愛く、シンプルです。鉱山臼は、シンプルですが、小さい
穴がありますね。甲州金は、金付着土器があり、そんなのあったんだと
思ったりしました。金は奇麗でした。あと、江戸時代に作られた「金銀図鑑」
というものもあるのですね。

●映像●
あと、武田に関する映像も放映されていました。

武田信玄の肖像画や家紋について、武田氏館は、信虎から信玄に引き継がれ、
2度の火災や増改築があったこと、西曲輪は、信玄の息子の武田義信のために
造られたことが放映されていました。また、武田氏館は、足利将軍家の邸宅を
模したことや、和歌や文化にも力を入れたことが放映されていました。

騎馬はあったが、そんなに多くはないため、騎馬兵で攻撃する戦いでは
なかったことが放映されていました。

1581(天正9)年に韮崎に新府城を築城したが、1582(天正10)年に滅亡したが、
1593(文禄元)年まで甲斐を統治する拠点となっていたが、江戸時代には
荒れ地になり、現在は、武田神社の境内になっていることが放映されて
いました。

●総括●
今回の展覧会を通して、武田二十四将図が見れたり、武田氏館(躑躅ヶ崎館)
について色々と知ることができたりして良かったです。特に映像が良かった
です。騎馬兵で攻撃する戦いではなかったのは意外でした。なので、
武田家に興味のある方、にはおすすめですし、特にこの特別展示室の映像は
必見です。

信玄ミュージアム 常設展示室
こちら
write:2025/05/17 rewrite:- update:2025/07/07


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