2025/07/12 深宇宙展~人類はどこへ向かうのか To the Moon and Beyond
●Chapter.1 宇宙開発の最前線●
最初に、人類の宇宙開発は1950年代の初めに人工衛星の打ち上げに始まり、
現在では、民間企業も参入し、宇宙はかつてないほど身近な存在となっている。
日本のH3ロケットなどの次世代ロケット、宇宙資源開発、商業宇宙旅行などを
目指すと書かれていました。

H3ロケットは、長くて黄色いですね。約10年の年月をかけて開発されたと
いうことで。LE-9エンジンは、精密ですね。フェアリング回収の様子ですが、
傷だらけですね。あと、日本のロケット開発の流れ、世界のロケットの模型が
展示されていました。ペンシルロケットは、先が鉛筆のように鋭いですね。

触れる本物のロケット部品ということで、いくつかの部品は触れたのですが、
H3ロケットフェアリングは、軽いですね。段間部は少々重たいです。
トラスロッドは、少し重いかも、それでも充分軽いですがね。断熱材は、
ざらざらしていますね。こうして触ってみて、ロケット部品は、少しでも軽い
素材を使用しようとしていることが分かりました。

国際宇宙ステーション(ISS)は、1998年に建設され、15ヶ国が協力して
建設したもので、大きな羽根が付いていて、大きくて凄いです。
ここで宇宙飛行士が住んでいると思うと凄いです。あと、約90分で地球を1周
するのですね。凄い速いのですが。HTV-X(新型宇宙ステーション補給器)は、
黄色くて丸いですね。

はくりゅうは、雲内部は微細な構造や雲粒の動きが観測可能な観測衛星という
ことで。だいち4号は、地球を観測する人工衛星。GOSAT-GWは、温室効果ガス
観測ミッションと水循環観測ミッションと行う地球観測衛星。みちびきは、
日本独自の測位システムということで、日本でもたくさんの人工衛星や観測器
が開発されたのだなと思い、驚きでした。

日本の宇宙ビジネスは、ロケットや人工衛星の開発だけではなく、通信、
データ解析、資源利用などで、2030年前半には市場が2倍になると書かれて
いました。あと、民間宇宙ロケットについての解説もありました。それから、
凄かったのが、宇宙服の展示でした。実際に見たのは初めてで、まあこんな
感じだよねというのは分かっていましたが、それでも凄いです。

●Chapter.2 月に広がる人類の活動域●
LDA(月面誘電率計測器)は、重りみたいですね。有人与圧ローバータイヤは、
スカスカで軽そうです。やはり、できるだけ軽くを心掛けたのかもですね。
有人与圧ローバー(有人月面探査車)は、大きいトラックみたいです。

日本の月探査計画として、アルテミス計画への参加、独自の月面調査計画、
月面での探査技術やロボティクス、自律探査技術の開発を推進し、将来の
月面基地建設や火星探査への応用を視野に入れています。と書かれていました。

SLIMは、大きいですね。LEV-2は、小さくて可愛いですね。
あと、月面の将来計画についても書いてありました。

●Chapter.3 火星圏探査●
火星探査については、MMX(火星衛星探査計画)として、火星の衛星のフォボス
から飼料を採取する計画があり、やはり、「はやぶさ」や「はやぶさ2」で
培ったノウハウを活かしてこの計画をやられますかね。成功すれば、世界初の
ミッションになります。

●Chapter.4 さらなる深宇宙へ●
ひのでは、太陽観測衛星、みおは、水星観測衛星、あかつきは、金星観測衛星
と、このような太陽や太陽に近い惑星の観測衛星もあるのですね。

その、金星観測衛星「あかつき」ですが、2025年9月18日午前9時より
停波作業を実施して運用を終了しましたね。

あと、はやぶさと小惑星イトカワ、はやぶさ2と小惑星リュウグウの展示も
あり、特に小惑星イトカワと小惑星リュウグウの粒子が見ることができたのが
嬉しかったです。小惑星イトカワの粒子は、黒い粒で、顕微鏡で見ても本当に
小さいですね。小惑星リュウグウの粒子は、黒い粒で、イトカワのよりは
少々大きいかなと。と言っても顕微鏡で見てなので小さいですけどね。
小惑星リュウグウのサンプルからは、液体の水とアミノ酸が検出されました。

それから、目に見えない世界を見るということで、γ線(ガンマ線)、X線、
紫外線、可視光、赤外線、電波について書いてありました。

あと、すばる望遠鏡、アルマ望遠鏡について書かれていました。アルマ望遠鏡
がなかなか詳細でしたね。それから、銀河系は、太陽系の5万~10万倍の
大きさ。ブラックホールは、すごく重くて極端に圧縮された超高密度の天体と
書かれていました。僕はブラックホールは天体ではないと勘違いしていました。

宇宙全体の中で私たちが観測でき、正体が知られている物質は、全体の
エネルギーのうちの5%と書かれていました。やはり宇宙はまだまだ
解明されていないことが多いのですね。そして、今まで常識だったことが
180度違っていたということもまだまだありそうですね。

●総括●
今回の展覧会ですが、日本の宇宙開発が中心の展覧会でしたが、ロケットや
人工衛星の開発など日本の宇宙開発ってここまで進んでいるのだなと
驚きました。アルテミス計画や火星の衛星のフォボスからのサンプルリターン
について見れたこと、小惑星イトカワと小惑星リュウグウの粒子が見ることが
できたのが嬉しかったです。あと、知らなかったことも色々と知ることが
できて良かったです。

●余談●
5月に山梨県甲府市に行った時ですが、小惑星イトカワと小惑星リュウグウの
粒子を見るのを断念したので、それを今回は果たすことができて良かったです。
小惑星ベンヌの粒子も見たかったですね。
write:2025/07/16 rewrite:2025/09/26 update:2025/09/28


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