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2015/02/28 古代エジプト ファラオと民の歴史 | ||
この展覧会ですが、東海大学の名誉教授の鈴木八司の遺族より寄贈された 古代エジプトの品々が展示されておりました。 最初に展示されていたものは、棺、シャブティ、カノポス容器など死者の 埋葬のためのものでした。ここでいかに古代エジプト人が死後の永遠の命を 大切にしていたのかが分かりますね。あと、土器、ビール壺、調理用壺、 水瓶、化粧容器などがありました。このあたりは、本当に生活をしのばせる ものですね。あと、豊穣をモチーフにした装身具などもありました。 あと、ウジャトの眼を持ったヒヒの像がかわいかったのですが、また 素晴らしいものでもあると思います。それから、古代エジプトの神々の イラストがしっかりと描かれていて良かったです。あと、アマルナ改革に ついても書かれていましたが、「決まった形式をあえて遵守しない自由な 表現がなされた」とありました。確かにアマルナ時代の美術は自由な気風が ありますよね。それがまた独特な味が出ていて良いと思います。 それから、ガラスの瓶の破片、化粧道具、護符、指輪が綺麗でした。 特に瓶の破片は組み合わさったらもっと綺麗なんだろうなと思いました。 あと、供献台や石碑のヒエログリフが綺麗でした。やはりヒエログリフは どれを見ても綺麗と思わされます。それから、ジェセル王の階段ピラミッドで 使われていた青緑のタイルが綺麗でした。これテレビで見たことあると 思いながら見ていました。 今回ですが、小規模ながら、人々の生活をしのばせるのもがたくさん 展示されていてなかなか面白かったです。古代エジプトといえば ファラオの視点からのものが多いのですが(またその方が面白いのですがね)、 人々の生活という視点からの展示はなかなかないので興味深かったです。 東海大学も早稲田大学に負けないくらいに古代エジプトの研究を 頑張ってもらいたいと思います。 |
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write:2015/03/02 | rewrite:- | update:2015/05/24 |