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2015/04/25 ヴァチカン教皇庁図書館展II | ||
展示されているものですが、イタリア語の聖書とラテン語の聖書は 挿絵が綺麗でした。あと、ローマ・ミサ聖歌集ですが、楽譜は今とは違う 書かれ方がしていましたね。これも挿絵が綺麗でした。 それから、人類贖罪の鑑ですが、これはキリストの教えを分かりやすく 伝える書で悪魔から人を救う場面が描かれていて印象的でした。 ニュルンベルク年代記ですが、死のダンスを踊る骸骨が描かれていました。 これは、「メメント・モリ」のもっとも知られたテーマとのことで。 あと、ラテン語の黙示録の挿絵が凄かったです。 あと、展示されているものといえば、ヘロドトスの「歴史」や古代ローマの 詩人ウェルギリウスが書いた叙事詩「アエネイス」やダンテの「神曲」、 「ルター訳聖書」、「東方見聞録」も展示されていました。 それから、日本のキリシタン関連のものも展示されていました。 天正遣欧少年使節の感謝状では、伊東マンショ、福者中浦ジュリアンの 花押が押されていてこのようなものが残っていたとはと驚きました。 あと、「キリシタンからの手紙」では、教皇パウロ5世が日本の キリシタンを励ます手紙を書いていたとのことで、あの当時の教皇と キリシタンが繋がっていたというのも意外でした。 それから、図書館の中を3D画像で公開していましたが、様々な絵画があり 美術館を見ているようで綺麗でした。 今回の展覧会ですが、ま、こんなものかな、と。大半が所蔵している本の 展示でしたが、基本的にはカトリック関連の書物でしたが、古代や中世の 文学作品や歴史関係のものも所蔵していて幅広いジャンルを網羅していると 思いました。できればもう少しローマ教皇関連のものが見たかったかなと 思いました。 |
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write:2015/04/25 | rewrite:- | update:2015/05/24 |