2023/07/02 古代エジプト美術館展
2種の神を描いたレリーフは、オシリス神とホルス神ですかね?
プタハ・ソカル・オシリス神のミイラは、こんなのがあったのですね。
ワニのミイラに被せたマスクは、まさにワニの頭ですし、ワニのミイラに
こんなのを被せていたのですね。トキを納めた櫃は、可愛かったです。

厨子はなかなか凄かったです。神様の像がたくさんありましたが、小さくて
奇麗でした。ホルス神を抱くイシス女神は、奇麗で素晴らしかったです。
ハヤブサ頭のホルス神像は、凛々しい感じでした。セクメト女神像は
凄かったです。ファイアンス製ベス神は、細かくて不思議な感じでした。

聖魚像(オクシリンコス)は、オシリス神から誕生したと言い伝えられる魚
ということで、細かいです。アテフ冠を被ったトト神像は、凛々しくて
凄いです。ウラエウス厨子装飾は、奇麗でした。こんなのがたくさん厨子に
並んでいると思ったら壮観かもしれませんね。手拍子と踊りのレリーフは、
なんかローマの作品みたいです。こんなのがエジプトでも作られていたの
ですね。

聖牛アピス像は、奇麗で可愛いです。ネメス頭巾を被ったファラオ像は、
職人が弟子に技術を教えるための手本で特定のファラオ(王様)ではない
ということで、ファラオの像も理想的なもの、大体が同じようなもので名前が
ないと誰のものか分からないくらいですが、こうして弟子たちは作り方を
学んでいったのですね。プトレマイオス2世フィラデルフィスの神殿の柱の
基部は、こんなのが残っているとはと驚きました。大きくて凄いですし、
ヒエログリフやカルトゥーシュが並んで知るのが奇麗でした。

サソリ王のパレットは、シンプルでサソリが描かれていますね。
壁を飾っていた24の建築用飾板は、なんかジェセル王の階段ピラミッドの内部
に貼られたものみたいです。

トトメス4世の奉納ステラは、ハヤブサの神メンチュウ神とその妻の
チェネヌウト・ラト・タウトに奉納するトトメス4世が彫られていますが、
メンチュウ神と言えば、戦争の神で第12王朝の時期に盛んに崇拝されて
いましたね。奇麗です。

プトレマイオス2世とされる王の胸像は、シンプルだけど奇麗で凛々しい
感じでした。あと、レリーフの数々は奇麗でした。タミトの像は、
不思議でしたし、役人の胸像は、奇麗でした。
アメンヘテプ2世像は、小さいけど奇麗でした。

ネフェルトイティ(ネフェルティティ)王妃小片断片は、本当に小さい断片
ですね。アクエンアテン王とアテン神のレリーフは、アテン神の下で
アクエンアテン王が守られているような感じですね。メルエンプタハ王の名を
刻したハヤブサの神フルンは、可愛い鳥のようですね。

プトレマイオス2世の神殿のレリーフは、カルトゥーシュが奇麗ですが、
顔が削り取られていますね。王とアトゥム神のレリーフは、王様が神様に
対して礼拝している所ですね。第3中間期、第22王朝のものということで。

あと、古代エジプト美術館調査隊によるメイドゥムの調査の映像が放映されて
いました。ドローンやレーザースキャンで撮影した崩れピラミッドが放映
されていたり、崩れピラミッドの模型もありました。

アラバストロンは、奇麗でした。レリーフ装飾のある容器は、シンプルで
奇麗でした。枕は、シンプルで素朴な感じでした。花をモチーフにした首飾り
や首飾りは奇麗でした。様々な色のものがありますね。9つの護符のセットは、
小さいですが、奇麗でした。カノポス容器の蓋ですが、なんか人の顔みたい
です。カノポス容器(ケベフセヌウエフ)は、ハヤブサ頭ですね。凄いです。

シャブティは、色とりどりで様々な物があって奇麗でした。センあるいは
チェネニイと呼ばれる貴族のレリーフは、細かくて不思議な感じでした。

ミイラ作りの神アヌビス神は、動物の姿で凄かったです。前にあった展覧会の
「古代エジプト展 天地創造の神話」の時のものより小さめですが、それでも
素晴らしかったです。バクエンラーネフの墓のレリーフは、暗い色ですが
細かい装飾でした。棺の頭と胸の部分は、大きくてシンプルでした。

葬送用マスクは、大きくて奇麗でした。人型木棺は、タ・アケト・ウレト
というプトレマイオス朝初期の貴族の女性のものということで、絵がびっしり
描かれていて奇麗でした。覆いは、ボロボロになっていますが、それでも
絵が奇麗でした。木棺の側面パネルは、シンプルで素朴でした。そして、
ヒエログリフが奇麗です。

ミイラマスクですが、これは本当に素晴らしかったです。細かい作りで黄金に
輝いていて奇麗でした。少女のミイラ(頭部)、ミイラの左足は、黒いですね。
少々不気味な感じがしますが、そこはやはりミイラですね。こんなのが
残っていて凄いです。パピルスの断片ですが、かなり小さいですね。

今回は、東京・渋谷にある古代エジプト美術館が所蔵する古代エジプトの遺物
200点を展示する展覧会ということで、近藤先生の講和で小さくて質の良い
ものが多いとのことでしたが、確かに、小さいものが多かったですが、
それでも奇麗なものが多かったです。特に良かったのは、ウラエウス厨子装飾、
プトレマイオス2世フィラデルフィスの神殿の柱の基部、プトレマイオス2世
の神殿のレリーフ、ミイラ作りの神アヌビス神、ミイラマスク
少女のミイラ(頭部)、ミイラの左足ですかね。本当に素晴らしいものばかり
でした。


古代エジプトの信仰と死生観
こちら
write:2023/07/05 rewrite:- update:2023/08/19


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