2023/06/17 古代メキシコ マヤ、アステカ、テオティワカン
オルメカ様式の石偶は、小さくて可愛いですね。貴人の土偶は、
まさにメキシコの様式と言った感じですね。マスクは、なんか不思議でした。
装飾ドクロは、少々不気味な感じでしたが、人の頭にしては小さいような。

ジャガーの容器は、ジャガーというより豚みたいというか、でも可愛いです。
クモザルの容器は、白くて可愛かったです。チコメコアトル神の火鉢は、
なんか王様の彫像みたいで細かいし凄かったです。夜空の石板は、
兵士とワシを描いていて細かかったです。球技をする人の土偶は、なんか
力士みたいと思ったり。ユーゴ(球技用防具)は、こんなの付けるの?
って感じでした。球技用のゴムボールは、こんな物残ってるんだと思いました。

人身供儀は、斬首や心臓の剥奪は、国家の覇権の誇示にもなるみたいですね。
アステカ文明では、生贄の心臓を取り出すというのは聞いたことありますが。
シペ・トテック神の頭像は、なんか生贄にされた人の苦悶の表情みたいで
少々怖かったです。ナイフは、これで心臓を取り出したりしてるのかなと
思ったりですが、なんか日本の弥生時代に使われていたナイフによく似ている
かも。

死のディスク石彫は、なんか舌を出している太陽みたいで、こんな感じの物は、
本で見たことあるような。西に沈んでいく死んだ太陽を表しているのでは
ないか」という説があるみたいですね。頭飾りとペンダントを着けた小立像は、
顔が独特で不思議でした。耳飾りを着けた女性立像は、生贄と共に
ヘビやワシなどの動物も一緒に捧げた物のようですね。

首飾りは、白くて細くて奇麗でした。200~250年頃のもので月のピラミッド
から発見されたということですが、マヤだとまだ古典期に入る前ですね。
モザイク立像は、顔が独特で不思議でした。

耳飾り、首飾り、ペンダントは、ヒスイ製で奇麗でした。生贄が身に
着けていた物で、300~350年にテオティワカンの拡張期にマヤと争ったもの
みたいですね。なんか、378年の侵入(テオティワカンの王がティカルに侵入)
と関係があったりしますかね?火の老神石彫は、最初はチャクモールかと
思ったのですが、違いましたね。火を焚くための物ということで。
まさにメキシコの様式といった感じで。

羽毛の蛇のピラミッドですが、マヤではククルカン、アステカでは、
ケツァルコアトルと呼ばれる物で確か春分と秋分に太陽の光でその姿を現す
ものだったと思います。さらに2007年に地下トンネルが発見され、奥には王墓
があって一部盗掘にあいましたが、それでもまだ遺物が残っていたとのことで。
シパクトリ神の頭飾り石彫は、不思議な感じでした。

羽毛の蛇神石彫は、まさにこんな感じだなと思いました。トランペットは、
この時代にこんな物があったのかと思いました。嵐の神の土器は、不思議で
怖そうでした。嵐の神の壁画は、古代メキシコってこんな感じの物だねと
思いました。人形骨壺は、メキシコならではで、独特でした。香炉もまた
独特な形で凄かったです。鏡の裏は、こんなのあったんだと思ったり、
なんか古代日本の鏡と同じく円形ですね。模様はメキシコの容器ですが。

支配者層の土偶は、なんか「古代マヤ王歴代誌」に載っていたチャク・トク・
イチャーク1世の彫像みたいと思ったり。マヤの王様っていったらこんな
イメージですかね。土器は、まさにマヤの様式といった感じでした。

金星周期と太陽暦を表す石彫は、584日の金星周期5回分が365日の8年に
あたるということで、マヤはここまで天文学が進んでいたのですね。
トニナー石彫は、トニナーの王8(氏名不詳、支配者8ですかね?)が、
捕らえたポモイの捕虜を描いているということで、こんな感じの彫像も本で
見たことあるかなと思いました。鹿狩りの皿は、可愛くて不思議でした。

トニナーの石彫は、727年の日付があり、右からカラクムル王、
左にトニナー王が彫られています。王様が球技をやっている所もあるの
ですね。

映像で、パカル王(キニチ・ハナーブ・パカル1世)のヒスイの仮面が
1952年に発見されたこと、1994年に赤の女王で、パカル王の妃が発見された
ことが放映され、マヤ文明研究を一新させたことが放映されていました。

96文字の石板は、キニチ・クック・バフラム(2世)の即位20年を記念して
彫られたものということで、マヤ文字がびっしりで凄いです。
パカル王とみられる男性頭像は、これは「古代マヤ王歴代誌」に載ってました
かね。これが見れたのは嬉しいです。頭飾りが不思議でした。

葉の十字の神殿の南わき柱は、文字が奇麗でした。香炉台は、なんか不思議な
感じがしました。トーテムポールみたいと言うか。
キニチ・アフカルを表す文字は、キニチ・アフカル・モ・ナフブ(3世)が、
パレンケの栄華を取り戻すべく建てた神殿のもののようですね。これも文字が
奇麗でした。漆喰彫刻は、トウモロコシの神の子である英雄フーン・アハウ
を描いたものということで。

赤の女王(イシュ・ツアクブ・アハウ)は、1994年に13号神殿から
赤で染まった遺骨が発見されたことが放映されていました。赤で染まった遺骨
と言えば、コパンの初代王キニチ・ヤシュ・クック・モの妃もこんな感じで
赤で染まった遺骨でしたよね。マスクは意外に小さい印象を受けましたが、
穏やかな感じを受けました。頭飾りは、不思議な感じです。
首飾りは、奇麗でした。全体的に不思議だけど奇麗で凄かったです。

チチェン・イツァのアトランティス像は、素朴な感じでした。トゥーラの
アトランティス像は、まさにメキシコの様式といった感じで。

チャクモール像ですが、チチェン・イツァとトゥーラに多く見つかり、
アステカにも受け継がれたということで、確かこれに取り出した生贄の
心臓を乗せるものだったかと思います。凄いですし、これが見れたのは
嬉しかったです。

インドーサ絵文書は、スペイン征服後に先住民が記録した絵文書ということで、
凄いですし、こんな物が残っていたとはと思いました。

ワシの戦士像は、太陽神を表しているという説があるようですが、こんな装束
本で見たことあるような気がします。

古代メキシコは、前から興味があり、本当に楽しみにしていました。
マヤ、アステカ、テオティワカンの遺物が、あと、チチェン・イツァや
トゥーラの物も含めて、たくさんの遺物が見れて良かったです。
古代メキシコの様式の独特の不思議さが味わうことができた展覧会でした。
特にパカル王とみられる男性頭像やチャクモール像が見れて嬉しかったです。
古代メキシコが好きな方は、行ってみることをお勧めします。
write:2023/06/17 rewrite:- update:2023/06/19


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