| 日本相撲協会は26日、エディオンアリーナ大阪で開催予定の大相撲春場所の 番付編成会議と臨時理事会を東京・国技館で開き、初場所で3度目の優勝を
 果たした関脇御嶽海(29)=本名・大道久司、長野県出身、出羽海部屋=の
 大関昇進を満場一致で決めました。
 
 新大関の誕生は2020年秋場所後の正代以来で、21年春場所後には照ノ富士が
 大関に返り咲きました。長野出身力士では、「史上最強」とうたわれる
 江戸時代の雷電が寛政7年(1795年)に昇進して以来、227年ぶりになります。
 
 トピックとしてはこんな感じですかね。
 ◆新大関誕生 20年11月場所の正代(時津風部屋)以来、平成以降では29人目。
 ◆平成生まれ 照ノ富士、高安、貴景勝、朝乃山、正代に続いて6人目。
 ◆長野県出身 1795年の雷電以来、227年ぶり2人目。
 ◆出羽海部屋 75年九州場所後の三重ノ海以来47年ぶり。
 ◆学生相撲出身 豊山、輪島、朝潮、武双山、出島、雅山、琴光喜、朝乃山、
 正代に続き10人目。東洋大出身では初。
 ◆付け出し 豊山、輪島、朝潮、武双山、出島、雅山、琴光喜、朝乃山に
 続いて9人目(朝乃山は三段目100枚目。豊山と御嶽海は幕下10枚目、
 それ以外は60枚目)。
 ◆三役通過 年6場所制となった58年以降、28場所は4位のスロー記録。
 最速は照ノ富士の2場所。
 
 
 御嶽海がついに大関になったのですね。長い間大関候補と呼ばれ、三役を
 長く務めていましたが、三役で2桁勝った翌場所も2桁勝利ができなかったの
 ですが、今場所は、三役で2場所連続2桁勝利して、そして優勝と三役を
 長く務めたことが評価された形ですかね。本当に良かったです。
 
 口上は、「謹んでお受けいたします。大関の地位を汚さぬよう、感謝の
 気持ちを大切にし、自分の持ち味を生かし、相撲道にまい進してまいります」
 ということで、「自分の持ち味を生かし」というのが良いですね。
 
 もちろん、ここからがスタートですし、まだもう1枚上がありますので、
 またそこを狙えるような、優勝争いができるような大関になってもらいたいと
 思います。今後に期待しています。
 |