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128.元大関・貴景勝が引退 | ||
元大関の関脇・貴景勝(28、常盤山)が21日、両国国技館で引退会見を行った。 前日20日に日本相撲協会に引退届を提出し、年寄「湊川」を襲名。 会見は師匠の常盤山親方(元小結・隆三杉)とともに出席し、貴景勝は冒頭で 「私、貴景勝は現役を引退し、年寄・湊川として後進の育成に精進して まいります。現役中はたくさんの人に応援していただきました。 ありがとうございました」と挨拶した。 大関に昇進してからも怪我に苦しんだ土俵生活について「怪我あっての 自分なので、怪我も合わせた自分の実力なので、そこで力を出せなかった ということは終わりだなと思いました」と振り返った。 貴景勝は好きな力士でしたので、引退は本当に残念です。最初は、 「その体で関取は無理、三役は無理、大関は無理」とか言われてたみたい ですが、それをはね返して大関まで昇進し、優勝4回、大関在位30場所は 素晴らしいと思います。 「臥薪嘗胆(がしんしょうたん)」が好きな言葉で、「自分の目的を果たす までは、どんな苦しいことも耐え忍んでっていう言葉」と話しておられ、 本当にその言葉通りの相撲人生だったと思います。そして、押し相撲で横綱を 目指す姿が本当に良かったです。 貴景勝の引退を受け、前師匠で元横綱・貴乃花の花田光司さんが、 「退身火の如く、烈火の如く後身為すべし。仁・義・礼・智・信 刹那に 取快一時為らず、千変万化涅槃貫け」とつづり、「一気に駆け上がった 現役時代とは打って変わり、さらなる飛躍を求められる立場になりますが、 辛酸をなめても後進の指導を諦めず、徳を積むことを祈ります」と、 第二の人生での活躍に期待を込められました。 これからは親方として、花田光司さんが言われたような親方になって、 たくさんの良い力士を育ててくれることを願います。 今までお疲れ様でした。 |
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write:2024/09/21 | rewrite:- | update:2025/01/16 |