2026/03/14 特別展 生誕1200年 歌仙 在原業平と伊勢物語
在原業平(ありわらのなりひら)は、平安時代初期から前期にかけての
貴族・歌人で、平城天皇の孫。平城天皇の第1皇子の阿保親王の五男で、
六歌仙・三十六歌仙の一人。別称の在五中将は在原氏の五男であったことに
よります。全125段からなる「伊勢物語」は、在原業平をモデルにした物語で
あると古くからみなされてきました。

三十六歌仙図額 在原業平像は、優美で奇麗です。和歌は、「伊勢物語」の
第82段「渚の院」に収録されている歌「世の中にたえて桜のなかりせば
春の心はのどけからまし」書かれていますね。

伊勢物語絵巻は、綺麗でまさに平安時代を描かれている感じですね。
前に「源氏物語展」で見た源氏物語絵巻みたいです。
伊勢物語図色紙は、松と人物が奇麗です。

合貝は、貝合わせで使われていた物でしょうね。「源氏物語展」でも
見ましたね。金で輝いていて奇麗ですし、またその中の絵も奇麗です。
伊勢物語かるたは、こんなものがあるのですね。

伊勢物語芥川・武蔵野図扇面は、武者が勇ましいです。菊谷焼武蔵野図茶碗は、
深緑っぽい色でシンプルで奇麗です。九曜紋筒井筒蒔絵硯箱は、赤茶色が
基調でうっすらと緑が奇麗です。仁清写龍田川図茶碗は、白くてシンプルです。

龍田川蒔絵印籠は、黒くて奇麗です。あと、合貝、かるた、茶入が多く
展示されていました。

伊賀耳付花入 銘業平は、緑が貴重で少々変形している所がかえって良い
ですね。裏は茶色でした。しかし、業平の銘はどこかに入っていたのか
それは分からなかったですね。

伊勢物語図色紙貼交屏風は、少し暗めの色ですが、花と平安貴族が奇麗です。
業平図は、シンプルだけど良いです。宇津の山図は、文をしたためる男性が
良いですね。蔦や松も奇麗です。美人遊歩図は、菱川師宣が描いた見返り美人
みたいで綺麗です。武蔵野図は、このような物があるんだと思ったりしました。

紫地業平菱模様長絹は、紫を基調に菱形の模様が優雅で奇麗です。
能面ですが、表情が不安げで機嫌が悪そうな感じですね。

白描絵入古今和歌集は、江戸時代の公家で葛岡修理権大夫源宣慶朝臣
(葛岡宣慶、くずおか・のぶよし、1629~1717年)の筆によるもので
伊勢物語も書写しています。シンプルな絵と字が奇麗です。

業平集断簡、伊勢物語断簡は、後撰和歌集成立後の業平集の和歌を集めたもの
ということで、残っているのが良いですね。押絵六歌仙帖は、在原業平を
小野小町らはじめとする六歌仙の絵と和歌が書かれていて奇麗です。
あと、伊勢物語の本がたくさん展示されていました。

伊勢物語の名所として、奇祭「鍋冠祭」と「城端曳山祭」が書かれていました。
「城端曳山祭」は、富山県南砺市城端で4月4・5日に開催されている祭りで
冠は、業平を象徴するアイテムで、「怖い夜(こわいよ)」の庵屋台は
業平の別邸がモチーフのようですね。しかし、地元でこのような在原業平に
ゆかりの祭りが行われていたとは思いませんでしたよ。

高杯に海松図蒔絵螺鈿硯箱は、優雅で趣があります。忍草蒔絵高杯は、
黒くて奇麗です。それから、硯箱がたくさん展示されていました。

香木 十種香の内「八橋」「三芳野」ですが、香木ってこの頃から珍重されて
いたのですね。と思いましたが、正倉院の蘭奢待あたりから珍重されて
いましたよね。

光悦謡本「杜若」「隅田川」「雲林院」「井筒」「小塩」は、本阿弥光悦が
版木を手掛けたもので、能で伊勢物語を演じるための実演図ということで、
このような物があったのかと思いました。

能絵かるたは、江戸時代から明治時代に作られた能での伊勢物語の演目を
かるたにしたものということで、奇麗でした。

今回は、在原業平や伊勢物語に関するものが色々と見れて良かったです。
本当に平安時代を偲ばせるものだと思います。そして、江戸時代にも
書写されたり、能の演目として実演されたりとこうして現代まで
伝えられたのが良かったと思います。あと、「城端曳山祭」が在原業平関連の
祭りと知った時は意外でした。在原業平や伊勢物語、平安時代の文化や美術が
好きな方にはおすすめです。

余談ですが、今回は「伊賀耳付花入 銘業平」が展示されていた、最初に
真っすぐ向かって突き当たりを左に曲がるのですが、その突き当たりに
三井記念美術館の展覧会の一番の目玉の展示物が展示されているようですね。
今後、三井記念美術館に行く時はそのような所にも注目していこうと思います。
write:2026/03/21 rewrite:- update:2026/03/22


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