最初に、2010年6月に探査機「はやぶさ」が、小惑星イトカワの岩石の
サンプルを地球に持ち帰ったこと、2020年12月に探査機「はやぶさ2」が、
小惑星リュウグウの岩石のサンプルを地球に持ち帰ったこと、
2023年9月にアメリカで開発された探査機で、「米国版はやぶさ」とも
呼ばれた探査機「オシリス・レックス」が小惑星ベンヌの岩石のサンプルを
地球に持ち帰ったことが書かれていました。
そして、サンプルリターンの目的は、私たちはどこから来たのかを明らかに
する、生命のルーツを明らかにするということが書かれていました。
あと、小惑星イトカワ、リュウグウ、ベンヌの大きさの比較のパネルや
探査機「はやぶさ」、「はやぶさ2」の模型、ミッションを行っている時の
ホワイトボードに書かれていたことの再現やミッションの流れなどの資料も
展示されていました。
小惑星探査のこれからとして、日本やアメリカに続いて、ヨーロッパは、
探査機「Hera(ヘラ)」を2024年10月7日に打ち上げ、2026年12月頃に
小惑星へ接近し半年程度観測する予定だということや、日本も「MMX」という
世界初の火星の衛星からのサンプルリターンミッションについて書かれており、
2026年度の打上げを目指していることが書かれていました。
今回は、これまでのサンプルリターンミッションと、今後のミッションに
ついての展示があり、ホワイトボードに書かれていたことや資料、
探査機「はやぶさ」、「はやぶさ2」の模型の展示があるなど、興味深い
内容の展覧会でした。天文関係では、自分が興味のあるものでしたので、
本当に楽しく見させて頂きました。
|