スーリヤ像は、独特で不思議でした。スーリヤ柱像は、ガンダーラの様式
といった感じで奇麗です。伝仏浮彫「出城」は、太子(後のシャカ)が
出家して宮殿を出る場面ということで、細かくて奇麗でした。
伝仏浮彫「初転法輪」は、鹿がいる壇上に5人の比丘(托鉢する男性の修行者)
と天人(帝釈天)がこれを礼拝している浮彫ですが、鹿が可愛いですし、
なんか、5人の比丘が子供みたいに見えてしまいます。子供じゃないのですが。
日輪浮彫は、日輪が可愛いです。仏坐像浮彫は、力強い仏様な感じがします。
王侯像は、凛々しい感じです。風神像は、首がないのが残念ですが、
シンプルな造りをしていると思います。もう一つの風神像は、荒々しくて
凄いです。今にも台風かハリケーンを呼びそうな荒ぶる神といった感じです。
弥勒菩薩半跏像は、小さめですが、金で輝いていて奇麗です。
奉献小塔は、舎利殿みたい?ですね、下部が不思議な感じがしました。
あと、バーミヤン遺跡や遺跡の発掘、研究についての説明のパネルが
ありました。玄奘三蔵についての解説もありました。研究ノートも展示されて
おり、細かくて奇麗にまとまっていました。
バーミヤン東大仏天井壁画、バーミヤン西大仏龕壁画(がんへきが)は、
こんなのが残っていたんだと思ったりしました。
伝仏浮彫「占相」は、赤子のシッダールタ(後のシャカ)が、アシタ仙人
(未来を占うすぐれた能力を持つバラモン)に人相を見てもらう場面でした。
玄奘三蔵像は、仏像を持って穏やかな表情をしていますね。悟りを開いて
解脱して仏様になったかのようにも見えます。
玄奘三蔵十六善神像は、なんか武田信玄の「武田二十四将図」みたいとか
思ったり。弥勒菩薩がインドの様式で描かれていて奇麗でした。
菩薩半跏像は、金と銅の輝きで奇麗でした。表情は穏やかで何かを考えている
かのようでした。経典が展示されており、漢文で奇麗でした。
如意輪観音半跏像は、奇麗でした。あと、弥勒菩薩像がたくさんあり、
花を持っているのが良かったです。あと、日本の弥勒信仰について説明した
パネルがありました。
今回は、様々な仏像やバーミヤン遺跡や遺跡の発掘、研究について、
玄奘三蔵について展示されているのが良かったです。やはりバーミヤンや
ガンダーラの様式で造られたものも多く、日本の仏教文化とはまた違った
良さがありましたし、見ていて不思議な感覚がありました。
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