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2024/10/18 特別展 はにわ | ||
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●プロローグ 埴輪の世界● 今回は、九州から東北まで約50ヶ所から終結した120件余りの埴輪を展示した 展覧会ということで、入るといきなり円筒が登場しましたね。 埴輪 踊る人々は、これぞ埴輪といった感じで不思議な感じでした。 ●第1章 王の登場● 金象嵌銘大刀は、錆びてますが、奇麗でした。その大刀には、 中国(正確には後漢)の元号の「中平(ちゅうへい)」の文字がありましたが、 魏志倭人伝に「倭国大いに乱れ」と記された2世紀末の元号でした。 鍬形石、車輪石、石釧は、このような埴輪もあるんだと思いました。 甲や鎧を身に着けた埴輪ですが、なんか防人をやっていた人が身に着けて いそうだなと思ったりしました。画文帯同向式神獣鏡は、黒い銅の鏡といった 感じで。 金銅製鈴付大帯、金銅装頭椎大刀は、金で輝いていて奇麗でした。 あと、古墳や埴輪の映像も放映していました。 ●第2章 大王の埴輪● 壺形埴輪は、こんな埴輪もあるんだと思いましたし、一見すると弥生式土器 みたい、土師器、須恵器みたいと思ったりしました。 埴輪女子は、素朴で良い感じです。犬形埴輪、馬形埴輪は、可愛いです。 円筒埴輪は、大きくて、一つに繋ぎ合わせているのが分かりますね。 模造 盾形埴輪は、シンプルで大きい盾ですね。水鳥形埴輪は、白っぽくて 奇麗で可愛いです。挂甲の武人は、力強い感じですし、 埴輪 捧げ物をする女子は、素朴な表情で可愛いです。 ●第3章 埴輪の造形● 家形埴輪は、大きくて凄かったです。前にテレビで継体天皇陵を発掘して 出土された埴輪みたいとか思ったりしました。特殊器台・特殊壺は、 不思議な形でした。壺形埴輪は、白くて奇麗でした。 顔付円筒埴輪は、羽根が付いているようで変わった形だなと思いました。 天冠をつけた男子は、役人の像みたいと思ったりしました。 子持家形埴輪は、本当にしっかりした家の形ですね。椅子形埴輪は、奇麗です。 模造 船形埴輪は、凄い大きくて奇麗でした。 馬形埴輪は、「おーい!はに丸」に登場する、はに丸くんのお供の馬の 「ひんべえ」みたいと思いました。 埴輪 あごひげの男子は、立派な身分の高いじいさんみたいでした。 武装石人は、朽ちている感じですが、そこがまた味わい深くて良いです。 ●第4章 国宝 挂甲(けいこう)の武人とその仲間● 埴輪 挂甲の武人の5体ですが、これは圧巻で見ごたえがありました。 素朴ですが、綺麗、勇ましく力強い感じを受けました。素晴らしいです。 ここがまさに、今回の展覧会の目玉ですね。 ●第5章 物語をつたえる埴輪● 両面人物埴輪は、なんか呪術で使われていそうな印象でした。 埴輪 盾持人は、不思議な表情です。埴輪 力士は、廻しを付けて邪気を祓って いるような感じですね。 家形埴輪は、なんか当時を偲ばせるような感じで、こんな形の家に 住んでいたのかなという思いです。埴輪 ひざまずく男子は、 巡礼か儀式かで跪いている感じですかね。神様にか大王(おおきみ)にか。 導水施設形埴輪は、周りに埴輪が並んでいて、中には大きな石があり、 ここに水が入ってくるのかな?と思ったりしましたし、こんな埴輪も あるんだと思いました。埴輪棺は、丸い棺の形で、これもこんな埴輪も あるんだと思いました。 あと、ここもこの展覧会の注目点の一つなのですが、動物の埴輪がたくさん 並んでしました。馬、牛、鶏、水鳥、猪、犬、鹿といった動物の埴輪が 行列をなしているような感じで、本当に圧巻でした。 ●エピローグ 日本人と埴輪の再開● 武人埴輪模型ですが、これは凛々しくて立派な武人という感じがしました。 なんか、後の鎌倉武士みたいな感じに思えましたが、これはどうやら 大正元(1912)年に製作されたものなのですね。 ●総括● 今回は、本格的な埴輪の展覧会で、たくさんの埴輪が見れて良かったですし、 中には、土器のような埴輪、丸い棺の形の埴輪、導水施設形埴輪など、 こんな形の埴輪もあるんだと思い、埴輪も色々な形の物があるのだなと 思いました。あと、挂甲の武人の5体と動物の埴輪がたくさん並んでいる所は 本当に良かったですし圧巻でした。 関東に住んでおられる方で、埴輪に興味がある方は、この展覧会と、 東京国立近代美術館で開催されている「ハニワと土偶の近代」の2つを 見られることをおすすめします。 |
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write:2024/10/27 | rewrite:- | update:2025/01/16 |