27.地球似の惑星「トラピスト1e」に大気存在の可能性
地球から40光年離れた小さな星トラピスト1(TRAPPIST-1)の第4惑星で、
地球に似た大気が存在する可能性を示唆する信号が捉えられた。

トラピスト1は、太陽よりもはるか昔の76億年前に形成されたと推定される、
質量が太陽の10分の1程度の赤色矮星だ。赤色矮星は太陽の0.08〜0.6倍の
サイズで、銀河系で最も多いタイプの恒星である。太陽型の星より10倍も多く、
岩石型惑星を持つ可能性も2倍高いと科学者たちは推定している。
そのため、地球外生命体探索で最も注目を集めている恒星タイプだ。

2016年から2017年にかけてベルギーの天文学者たちの観測により、
トラピスト1には太陽系の惑星数(8個)とほぼ同じ7つの惑星が確認された。
特に7つの惑星すべてが地球と同じ岩石型惑星で、サイズも地球とほとんど
変わらない。各惑星の半径は地球の0.7〜1.1倍、密度は地球の0.6〜1.2倍だ。
中心星トラピスト1に近い順にb、c、d、e、f、g、h惑星と呼ばれている。

星との距離が近いため、すべて同じ面が星を向いた潮汐固定の状態で軌道を
回っている。中央にある3つの惑星(d、e、f)は熱すぎず寒すぎない
「ゴールディロックス・ゾーン」に位置している。

トラピスト1の表面温度は2,300度で、太陽(5,500度)よりもはるかに低い。
しかし、7つの惑星がすべて星から1,000万km以内の近距離にあるため、
惑星の表面温度は0〜100度の範囲と推定される。これは液体の水が存在できる
可能性を示唆している。

そのため、地球外生命体を探す科学者たちは早くからこれらの惑星に注目し、
地上と宇宙の望遠鏡を使って実態を追跡している。


「トラピスト1e」は、地球に似た星で地球に似た大気が存在する可能性ですか。
だったら生命がいるか、うちら地球人が移住できそうなのかなとおもったりも
したのですが、赤色矮星だからどうなのだろう?

年末まで追加観測して「2026年が興味深い年になる」とのことなので、また
新しい研究成果に期待していますし、楽しみにしています。


【第二の地球か】地球似の惑星“トラピスト1e”に大気存在の可能性!“生命探査”に新たな期待
こちら
write:2025/10/14 rewrite:- update:2025/10/14


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