63.北の湖理事長が死去
大相撲の第55代横綱で歴代5位の幕内24回優勝を果たした、日本相撲協会の
北の湖理事長=本名・小畑敏満(おばた・としみつ)=が20日午後6時55分、
直腸がんによる多臓器不全のため、福岡市内の病院で死去しました。

北海道壮瞥町出身。元大関・初代増位山の三保ケ関部屋に入門し、
中学1年だった1967年初場所に初土俵。180センチ、160キロの恵まれた体を
生かした力強い相撲で順調に番付を上げ、74年初場所に関脇で初優勝。
同年名古屋場所後には歴代最年少の21歳2カ月で横綱に昇進しました。
横綱・輪島とともに「輪湖(りんこ)時代」を築きました。

東京・両国国技館開館の85年初場所中に引退。横綱在位は、
74年秋~85年初場所で、通算63場所は歴代1位。引退後は大鵬に次いで
当時2人目の一代年寄を認められました。そして、北の湖部屋を創設して
後進の指導に当たっていました。

日本相撲協会理事などを経て、2002年に第9代理事長に就任し、協会による
自主興行での巡業の復活、公傷制度の廃止などの改革を進めました。


前から体調が悪いのは聞いていましたが、まさか亡くなられるとは
驚きました。しばらくの間は、八角理事(元横綱、北勝海)が理事長代行を
務めて、北の湖部屋は今場所は山響親方(元前頭、巌雄)が師匠代行を
務めるようですね。北の湖部屋は誰が継承して何部屋に変わるのか、
気になるとことです。

北の湖理事長のご冥福をお祈り致します。
write:2015/11/21 rewrite:- update:2015/11/24


Back

Archive