10.VBだったら簡単だという誤解
今回は、プログラミングの話ですが、よく言われるのが、「VBだったら簡単」
というものですが、2000年代ぐらいにいた会社の社長や上司も
「VBだから簡単だろう」とか「VBなら簡単なんじゃないの?」とか言ったり
していましたが、それは間違いであり、誤解だと思います。

僕は、仕事としては、「業務系」という企業向けや公官庁向けのシステムを
メインに作っているのですが、2008~2009年ぐらいは、「制御系」という
工場などで機械を動作させるためのプログラムの修正をやっていました。
そしてそれは、VBで作られていたのですが、正直言って複雑で難しかったです。
パラメータも多くてややこしかったですし、機械を動作させるための処理も
複雑でプログラムを見ていてもなかなか理解できませんでした。
「制御系」は本当に苦手ですね。あと、プログラミングとは関係ない所ですが、
「制御系」だと、工場での作業が多いため、つなぎや作業着を着て仕事を
するのですが、それが正直苦手でした。やはり仕事は、スーツの方が良いです。

それから、実際に仕事で出会ったプログラムでは、階層が深く、8階層ぐらい
までの深さのプログラムがあって、もう正直言ってややこしかったです。
こんなプログラムは、もちろんVBでもできますが、どのプログラム言語で
あっても、これは悪いプログラミングの例なのでやってはいけません。

あと、昨年の12月から今年の3月にやっていた業務は、プログラム言語は
VB.NETだったのですが、仕様がややこしくてなかなか理解できませんでした。
あのプロジェクトは、僕には合いませんでしたね。業務も人間関係も。

そんな感じで、簡単か難しいかは、言語は関係ないと思います。C言語でも
C#でも簡単で分かりやすいものもありますし、VBでも難しいものは多いです。
簡単か難しいかは、仕様やプログラムの作りや構造によりけりだと思います。
なので、「VBだから簡単」という幻想は捨てた方が良いと思います。
という、実際に現場で働いているプログラマの話ですよということで。

こういう難しいプログラムに当たっても何とか乗り切っていければ、
そう思います。
write:2020/09/15 rewrite:- update:2020/09/20


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