2023/11/19 関東大震災100年企画展「震災からのあゆみ -未来へつなげる科学技術-」
最初に関東大震災の絵が展示されていました。すごく燃え上がっているさまが
描かれていて怖いです。特に被服廠跡での火災旋風がすさまじかったです。
明治22(1889)年7月の熊本震災や大正32(1914)年1月12日に噴火した
大正桜島噴火、嘉永7(1854)年4月6日の京都大火ついても書かれていました。

あと、宝永富士噴火の火山灰は、真っ黒なかたまりのちう印象でした。
宝永富士噴火を描いた絵は、麓からも噴火して宝永山ができている感じでした。

地震学については、大森房吉や今村明恒について書かれ、震災予防調査会が
1871年の濃尾地震をきっかけに設置され、1925年に解散し、震災予防評議会に
引き継がれたことも書かれていました。

関東大震災は、1923年9月1日11時58分にマグニチュード7.の自身が発生し、
その後もマグニチュード7の余震が立て続けに起こり、三浦半島や房総半島で
1から2メートルほど隆起したこと、元禄16(1703)年11月23日に発生した
元禄地震でも房総半島が隆起したこと、関東大震災での火災は、
9月3日10時頃に鎮火しこと、死者・行方不明者が10万5千人、被服廠跡では
4万4千人亡くなったことが書かれていました。あと、プレートについて
書かれたパネル、地震計、関東大震災での津波のシミュレーションが
ありました。

昭和5(1930)年3月に帝都復興祭が行われ、約7年かけての復興はほぼ完了、
その後の東京の警官ががらり変わったことや、次の震災に備えるための課題
はたくさん残っていることが書かれていました。

昭和23(1948)年の福井地震の時の振り切れた地震計、衛星からの地殻部分の
観測したものが展示されていました。あと、緊急地震速報が平成19(2007)年
に開始され、最大震度が5弱以上または長周期地震動階級3以上と予想された
場合に発表されるが、震源に近いと間に合わないことがあるということが
書かれていました。

海底地震津波観測装置は、大きいミサイルみたいと思ったり。建物を建てる
ための新地震基準や、東京スカイツリーでは、揺れを抑えるための心柱を
建てるなどの色々な地震対策について書いてありました。

令和5(2023)年は、関東大震災から100年ということで、関東大震災を中心に
色々な地震について詳しく書かれていましたし、これまでの地震対策や
今行っている地震対策に書かれていましたが、まだまだ課題もたくさん
残っていることも書かれており、現在でも色々な地震対策が行われている
一方で課題もあることが分かりました。こうして国も対策をしていく一方で
自分たちも防災意識、防災対策をしていかないといけないのかなと思いました。
そのようなことが教えられた展覧会だったと思います。
write:2024/02/07 rewrite:- update:2024/04/09


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