2021/11/23 聖徳太子 日出づる処の天子
 
隋書ですが、「日出づる処の天子、書を日没する処の天子にいたす」と
書いてある箇所が開かれていて、遣隋使のことが書かれているなと思いました。
細字法華経は、漢字がびっしりで凄かったです。四文字に区切ってある箇所も
あり、般若心経みたいだと思いました。聖徳太子の子供の頃の像は、本当に
子供っぽい感じで可愛いです。特に2歳の頃の「南無仏」と唱えた場面が
多かったですね。成人後の摂政坐像は、凛々しい感じでしたし、
勝鬘教講讃坐像は、凄かったです。あと、聖徳太子が所持していた刀や衣、
御守も展示されていましたね。

聖徳太子絵伝は、最初に展示されていたのは、小学生の時に本で見たこと
ありますね。細かくて奇麗でした。中には、平安調なものもあり、
聖徳太子絵伝も時代によって様々な描かれ方をしていたのだなと思いました。
聖徳太子伝暦は、平安時代中期に書かれた日本書紀を基本にした聖徳太子伝の
写本ということで、物部守屋との戦いで四天王に祈願した場面が開かれて
いましたね。聖徳太子童形立像は、可愛いながらも凛々しいです。

聖徳太子童形像は、絵が奇麗で素晴らしかったです。
聖徳太子童形像・六臣像は、小野妹子や蘇我馬子も描かれていますね。
聖徳太子勝鬘教講讃図は、大きくて奇麗でした。慧慈和尚坐像は、
物憂げな感じでしたね。聖徳太子童形立像(植髪太子)は、厨子の中に
入っていて頭に布を被っていて凄かったです。日本高僧伝要文抄は、
字がびっしりで奇麗でした。拾玉集は、四天王寺で詠まれた聖徳太子の和歌
千首が収められているのですが、聖徳太子も和歌を詠んでいたのですね。

光明本尊は、仏様や僧侶がたくさん書かれていて曼荼羅みたいでした。
右に聖徳太子、小野妹子、蘇我馬子が描かれていますね。一遍聖絵は、
シンプルで奇麗でした。本願寺聖人親鸞伝絵は、聖徳太子が救世観音となって
親鸞が夢告を受けた場面が描かれていて、聖徳太子との結びつきがあった
のですね。太子御記文断片は、字が読み取れないですね。

菩薩半跏像(試みの観音)は、小さいけど奇麗でした。
三国祖師影は、婆羅門僧正と聖徳太子、行基大僧正が描かれていましたね。
救世観音半跏像は、穏やかで奇麗でした。如意輪観音坐像は、千手観音
みたいで手に色々な物を持っていましたね。叡福寺境内古絵図は、
丁寧で奇麗でした。叡福寺は、聖徳太子の墓の前に建っているとのことで。

馬上太子像は、物部守屋との戦いが描かれていて、小野妹子や蘇我馬子も
描かれていますね。如意輪観音と四天王立像は、大きくて圧倒されました。
素晴らしいです。

あと、聖徳太子の日本銀行券も展示されていて、小さいころ見たことあります。
山岸凉子作のマンガ「日出処の天子」も展示されていて、不思議なイラスト
でした。このマンガ、姉が借りてきて読んだことあるのですがね。
聖徳太子像・二王子像は、まさに聖徳太子のイメージの画像ですね。資料集
などでよく見ました。童子半跏像は、奇麗で凛々しい感じです。

今回は、聖徳太子ゆかりのものが色々と見れて良かったです。絵伝や像なども
同じテーマでも様々な作られ方、描かれ方がして興味深かったです。
あと、本や資料集などで見たことある物が実際に見れて良かったです。
あと、今回の展覧会ですが、1500円だったので、小規模なのかなと思って
いたのですが、意外にも結構充実していましたね。
write:2021/11/27 rewrite:- update:2021/12/31


Back

Archive