2020/11/21 古代エジプト展 天地創造の神話
 
腹ばいになる山犬の姿をしたアヌビス神像は、なんかアニメとかに出てきそう
な感じですね。おそらくヌウト女神の形のミイラ装飾は、この翼を広げた形は
よく見ますね。ホルス神の小像、オシリス神の小像は、確かに小さいですね。
オシリス神の像は、白いものは綺麗でした。供物を捧げるナイルの神ハピは、
粗い作りではありますが、凄かったです。マヘスの坐像ですが、こんな神様も
いるのだと思いました。セクメト女神の子ですが、セクメト女神同様、
ライオン頭ですね。ナイルの神の像は、なんか古代エジプトの王様の
センウセレト3世の彫像みたいと思ってしまいました。

コンス神像は、月の神様とは聞いていましたがこんな感じなのかと思いました。
穏やかな感じですね。セクメト女神坐像は、ライオン頭で、穏やかで
優しそうな感じがしました。なんか一度人類を滅亡させようとした神様とは
思えないです。アメンヘテプ3世は、セクメト女神像を600体作ったのです
よね。「消されたファラオ」という本にも破滅の女神として登場していました。

ネフェルテム神の小像は、なんかファラオ(王様)みたいと思いました。
ミン・クヌム神あるいはアメン・ラー神の小像は、ヤギ頭で凄かったです。
「ミン・クヌム」ってこんな習合もあったのですね。座ったヒヒの護符は、
小さくて可愛かったです。ハヤブサ頭のワニの小像は、こんなのがあるんだ
と驚きました。バステト女神坐像は可愛かったです。日輪を戴く礼拝する
エジプト・マングースの小像は、ラー神とコブラの女神ウト神の象徴のよう
ですね。

アメンアムハト3世像は、表情が硬そうなイメージですね。ツタンカーメン王
の前で腰をかがめる廷臣たちのレリーフは、礼拝用なんですかね??
ハトシェプスト女王あるいはトトメス3世のスフィンクス像頭部は、表情は、
少し微笑んだような理想的な感じでいかにも当時の様式といった感じですね。
ハトシェプスト女王のスフィンクス像は、大きくて綺麗でした。王に授乳する
女神の立像は、王の権力を表すものとしてよくある感じですね。

二重冠を被ったハヤブサで表されたホルス神の像は、大きくて雄々しい感じ
ですね。神官の頭部は、穏やかな表情ですね。そして、頭はつるつるですね。
確か神官は、全身の毛を全て剃り落とすと聞いているのでそれかも
しれませんね。トトメス3世を描いたステラは綺麗でした。王の書記ホリの
ステラは、ヒエログリフが細かくて綺麗でした。ツタンカーメン王と妃を
描いたアーキトラヴは、神々と対峙している感じで綺麗でした。

プトレマイオス1世の供物盤は、大きくてシンプルでしたね。礼拝する
ヒヒの姿をしたトト神とアメンヘテプ3世は、王が神様に護られている感じが
します。ホスル神とネクタネボ2世の像みたいと思ったりしました。
神格化したイアフメス・ネフェルタリは、頭の装飾が女神って感じですね。

プタハメス墓のピラミディオンは、シンプルで凄かったです。太陽讃歌が
記されたネフェルヘテプのレリーフは、太陽讃歌っていうものが古代エジプト
にあったのですね、と思いました。パネヘシのペクトラル(胸飾り)が、
装飾が細かくて綺麗でした。スカラベとして表現された原初の神プタハは、
スカラベに人の頭が付いていて少々異様でした。ネフェルティティ王妃
あるいは王女メリトアテンの頭部は穏やかで綺麗でした。

アクエンアテン王の立像胴部は、頭がなくなっていますね。体型はよくこんな
感じで作られますよね。アクエンアテンとネフェルティティのステラは、
小さくてシンプルでした。図像はこんな感じで礼拝しているのはよくある感じ
ですかね。アクエンアテンのレリーフは見たことあるかも。

死者の書は、文字が細かいですね。そして不思議な感じでした。
タレメチュエンバステトの死者の書は、長くて壮観でした。絵も文字も
細かいです。文字はデモティックですかね??審判の場面も描かれていますね。

パレメチュシグのミイラマスクは、これが目玉ですかね。黄金に輝いていて
綺麗でした。もう素晴らしいです。カノポス容器はシンプルなものが多い
ですね。タレイトカプの人型棺は、中にも外にもヒエログリフがびっしりで
凄く綺麗でした。あと、人型のパネルに護符が並べられていましたが、
こんな風にミイラに包まれるのだなと思いながら見ていました。

シャブティですが、ヒエログリフが綺麗でした。普段着をまとったシャブティ
もあったのですが、こんなのも作られていたのだなと驚きました。

背中にミイラを載せて運ぶワニの小像ですが、ワニは、オシリス神を助ける者
として描かれているようですね。クウイトエンプタハの偽扉は、綺麗でしたし、
マアケルウプタハの供物台は不思議な感じでした。アテフ冠を被ったオシリス
の小像は、なんか不安げな表情でしたね。

あと、映像で、創世神話や、冥界の様子や、滅亡の神話が放映されていました。
創世神話はこうだったかなという思いで見ていました。滅亡の神話ですが、
当時の終末論ですね。終末論は1000年前からあるのは知っていましたが、
こんなもっと昔から終末論ってあったのですね。驚きました。

今回ですが、神様に関連するものを中心に死者の書や棺などの来世に向かう
ためのものや護符の展示が多かったです。そして、セクメト女神の子の
マヘス神だったり、ハヤブサ頭のワニの小像、太陽讃歌、普段着をまとった
シャブティや滅亡の神話など今まで見たこともなかったような物や
知らなかったとこも知ることができてとても勉強になりましたし、有意義な
展覧会でした。本当に今回は見に行って良かったです。
write:2020/11/21 rewrite:- update:2020/11/30


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