2021/04/20 国宝 鳥獣戯画のすべて
最初に鳥獣戯画が展示されていました。甲巻が結構見たことあるものが
多かったですね。兎や蛙が猿を追いかけている所や蛙が兎を倒しているような
所や猿の僧侶が蛙の仏様に祈っている所は教科書とかで見たことありますね。
猿が落馬している所は少々かわいそうと思ったり。猿が囲碁をやっている所は
生き生きと描かれていますね。水遊びの場面とか凄かったです。

乙巻、丙巻、丁巻は初めて見るのですが、乙巻鶏、隼、麒麟、獅子、竜、獏が
描かれていますが、どれも細かく描かれている印象でした。馬や牛が
躍動感ありますね。丙巻は前半は人が描かれていました。鳥獣戯画って人も
描かれているのだなと驚きました。動物は細かいですね。
丁巻はおおざっぱに描かれている印象ですが、それでもよく特徴を見て
描いているなという印象です。それでも似せ絵は細かかったですね。

あと、鳥獣戯画断簡も展示されており、中には失われた場面もあったりして
こういうのも本当に貴重だなと思いました。中には狩野探幽が描いた模本も
ありましたが、これはわりと小さくて細かかったですね。

釈教三十六歌仙絵断簡 貞慶上人・明恵上人はシンプルで綺麗でした。
夢記は、仏様の絵が可愛かったです。解脱上人明恵上人伝絵は、小さくて
細かかったのですが、絵が綺麗でした。明恵上人歌集は、こんなのが
まとめられているのだなと驚きました。明恵上人坐像は、おだやかですが、
荘厳な感じがしました。あと中に紙の束が入っているのですね。

俱舎論中不染無知断位料簡は、漢字がびっしりでしたね。仏涅槃図は、
前の展覧会で見たことあったような気がするのですが、綺麗で素晴らしかった
です。大日如来坐像は、穏やかで厳かな感じがしました。
春日権現験記絵は、絵も文字も細かかったです。絵が綺麗でした。
華厳宗祖師絵伝 義湘絵は、人々が生き生きと描かれている感じがしました。
子犬の像は可愛かったです。

今回は、鳥獣戯画やその断簡などが見れましたが、動物がコミカルに描かれて
いて可愛かったです。特に兎の絵が可愛かったです。平安時代から鎌倉時代に
かけてこのような絵が描かれましたが、鳥獣戯画や断簡という形で鳥獣戯画
では失われた場面もあったりして本当に素晴らしいと思いました。
このように今でも残っている貴重なものがこうして見られたことは本当に
良かったと思います。これからも後世にまで残していってもらいたいものだと
思います。
write:2021/04/20 rewrite:- update:2021/05/02


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