2020/09/27 ライデン国立古代博物館所蔵 古代エジプト展
 
ツタンカーメン王の倚像ですが、首がなくなってますね。背中に名前があった
のでツタンカーメン王のものだということが分かったようですね。
アブシールのピラミッド複合体の模型は綺麗でした。

あと、アメンヘテプ・フイの方形彫像は綺麗でした。王の書記パウティの
ピラミディオンは、凄かったです。将軍ホルエムヘブの供養像は表情が
おだやかですね。マヤとメリトの墓の模型は、地下に穴があって、小さい
ピラミッドもありますね。パカルの石碑は、少しごちゃごちゃしているけど
凄いです。ナオス形石碑は、シンプルでヒエログリフが綺麗でした。

サッカラの将軍ホルエムヘブの墓から出土したレリーフですが、これを
見れたのは嬉しかったです。写真で見たことあると思いましたので。
これは、アクエンアテンかツタンカーメンから襟飾りを贈られている場面
ですね。そして、ホルエムヘブは後にファラオになったので、その時に
レリーフに聖蛇ウラエウスが追加されたようですね。

ホルミンの供養像は、大きいですね。オリシスの像を抱いているのが良い
ですね。アメンヘテプ・フイのピラミディオンは、シンプルで凄いです。
アメンヘテプ・フイですが、ピラミディオンは、アメンヘテプ3世の治世の
人ですが、方形彫像も同じ人かなと思ったら、こちらはラメセス2世の治世の
人なので、別人ですね。クウと家族の供養碑は、ヒエログリフが綺麗でした。

アメンエムヘブの碑は、青白くて神秘的ですね。呪術テキストが記された
彫像の断片は、本当に断片で足しかなかったですね。ですが、下の台に
細かくヒエログリフがびっしりと書かれていて不思議な感じでした。
タネトアメンのプタハ・ソカル・オシリス像は素朴な感じですね。
イシスの像は、なんか神様の像というより人の像みたいだと思いました。
肖像は、青銅製でプトレマイオス朝時代にこういうのが多く作られたの
ですかね。アメン神に捧げられたカーエムテルの像はシンプルで凄かったです。
シチュラやシストラムは小さく細かいですね。緻密に作られていると言うか。
よくこんなのが残っていたと思います。死者の書は、色鮮やかで綺麗でした。
イシスとオシリスが彫られた石碑は、シンプルで綺麗でした。

ネフェルテム像は、なんかファラオの彫像みたいですね。モンチュウ神の像は
不思議な感じでまじまじと見てしまいました。月の神の像はコンス神?
プトレマイオス王の像は何世なのですかね?イクニューテンは、マングースの
像でかわいいです。あと、猫の像も可愛かったです。バステト女神ですかね?
セベクテンの石碑は、いかにも古代エジプトの感じがします。

死者の書は、文字がびっしり書かれていますね。ヒエラティックですかね?
ネスナクトの死者の書はプトレマイオス朝の、アセトウェレトの死者の書は
第30王朝のものでした。描かれているのは神々との対面ですかね?
醸造の模型や船の模型は人々が生き生きとしている感じがしました。
イレトホルのプタハ・ソカル・オシリス像は綺麗でした。

シャブティは、青白いものや白、茶色ものがあって、新王国時代から
末期王朝時代のものまで様々でした。ミイラの覆いは絵が整然として綺麗
でした。内棺は、コフィンテキストがびっしりと書かれていて凄かったです。
ハレレムのミイラは丁寧に布が巻かれていますね。綺麗です。

葬祭コーンですが、なんか形がほら貝みたいと思ったりしましたが、これは
パンの形で供物を表しているようですね。死者の内臓をおさめた木箱は
立派ですが、あの時代の木が残っているのは凄いですね。ネヘムスウの
カルトナージュ棺は、凄く綺麗で立派な感じでした。カノポス壺はシンプルで
綺麗でした。カノポス用箱は模様が緻密で細かいです。鋳型は、こんなものが
作られていたのですね。これで護符などを量産ですかね。
魔術、医術パピルスは、楔形文字みたいと思いました。まったく違いますが。

今回は、葬祭や埋葬に関するものや神様に関するものが多かったですかね。
どれもきれいで素晴らしかったです。時代は、新王国時代から
プトレマイオス朝時代まで、中には第2中間期や第3中間期のものまであって
幅広かったですね。

それから、ミイラや棺のCTスキャンしている所を映像で公開していたり、
展示されているミイラや棺のCTスキャンから分かったことなども映像で
公開していました。これは今までになかったですし、本当に凄かったです。

そんな感じで、今回は久しぶりに古代エジプト展に行けて嬉しかったですし、
大満足でした。

2回目の観覧についてはこちら
(2021.05.02 追加)
write:2020/09/27 rewrite:2021/05/02 update:2021/05/02


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