2019/12/05 リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展
 
絵画は、このような人たちが、リヒテンシュタイン侯になったのだなと思い
ながら見ていました。ゾフィーの肖像画は綺麗でしたね。
ゾフィーの1歳半の肖像画は綺麗で本当に子供という感じがしました。
雅な宴は、凄い躍動感がありましたね。

楽園のアダムとエヴァは、動物の描写が緻密で凄かったです。
ゴリアテの首を持つダヴィデですが、ダヴィデが可愛いと思ったりしました。
東方三博士の礼拝は、三博士の描写が綺麗でした。聖母を花で飾る聖アンナは、
聖アンナの老いた感じが印象的でした。聖母マリアは綺麗でした。
少年の洗礼者聖ヨハネは可愛いと思いました。

ヘラクレスの神格化が凄い絵画でしたね。その他にもギリシア神話を題材に
した絵画がたくさん展示されていましたが、ギリシア神話を深く知っていたら
もっと楽しめただろうなと思ったりしました。和平を結ぶ機会を捉える
アンリ4世やクートラで勝利するアンリ4世の2つの絵画ですが、
どちらかと言うと前に描かれていた少年が気になるのですが。

磁器については、日本や中国から渡ってきて、そして、後にヨーロッパでも
作られるようになってこうやって東方の文化が伝えられたのだなと思いました。
倒れた銀器のある豪華な静物は、精密に描かれているなと思いました。
特に銀器。蓋付ボトルクーラーや馬狩文八角皿は、和洋折衷な感じがしました。

ベルヴェデーレからのウィーンの眺望が描かれたコーヒーセットは、お盆に
描かれた風景が綺麗で凄いと思いました。金地花文ティーセットは、1つ1つ
の花の模様が凄いです。特に、下にラミアのような生き物??怪物??が
座っているような入れ物が凄かったです。金地花文クラテル形大花瓶は、
花の描かれ方が凄くて綺麗でした。

リヒテンシュタインと言えば、スイスとオーストリアに挟まれた
小さい国で、世界で唯一、侯爵家(君主)の家名が国名となっている国と
いうことで、このような小さい国でも、たくさんの絵画や陶磁器が伝えられて
いて、この国の優雅な文化をしのばせるものだったと思います。どれも
綺麗で素晴らしいものばかりでした。ヨーロッパの文化が好きな人は
こういう国もあるということで、是非見に行かれることをお勧めします。
write:2019/12/06 rewrite:- update:2019/12/15


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