2018/04/11 アラビアの道 サウジアラビア王国の至宝
旧石器時代のものですが、矢じりだったり加工石器や黒曜石でつくったもの
など、このあたりは日本の原始時代と変わらないですね。あと、石製容器は、
シンプルなデザインのものから綺麗な模様のものまで様々なものが
ありましたね。人型石柱は、シンプルな作りですが、何か不思議な感じが
しました。日本の土偶みたいな感じですかね。それは、祈る男性の像にも
言えることですが。

そして、色々な異文化の影響もまた受けてきたのだなと思いました。
男性の頭部は、ギリシアの影響を受けていると思いましたし、
アルテミス、ヘラクレス、ハルポクラテスの像や古代エジプトの女神イシスと
ギリシアの運命の女神テュケーの習合した像もエジプトやギリシアの文化の
影響を受けていますね。

あと、墓碑や碑文などが、アラビア語だったり、南アラビアの文字や
ラテン語で書かれていて本当に綺麗でした。扉とかは大きくて驚きましたね。
扉よりも驚いたのは、大きな燭台でした。かなり大きな蝋燭を立てることに
なるのですね。

それから、オスマン帝国のアフメト1世の銘入錠前やスレイマン1世の銘板が
良かったですし、アブドゥルアジーズ王の上衣が綺麗でした。

アラビアですが、エジプト、ローマ、ギリシアなどのヘレニズムの文化の
影響を受けつつ独自の文化を生み出してきたのだなと思いました。
アラビアならではの個性的な文化は本当に素晴らしいと思いました。

最後に、今回は620円といつもより安く入場できましたね。
write:2018/04/12 rewrite:- update:2018/07/07


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