43.「クレオパトラの墓」発掘隊が発見「黄金の舌」を持つミイラ
中米ドミニカ共和国のサント・ドミンゴ自治大学と、エジプトの考古学者
からなる発掘チームは、10年にわたり、エジプトのアレクサンドリア近郊
にあるタップ・オシリス・マグナ神殿で発掘調査を行ってきた。
最大の目的は、かの絶世の美女、クレオパトラ7世(紀元前69年~紀元前30年)
の墓を見つけることにほかならない。

ところが、そんな発掘チームが岩を切って作られた墓から、16体のミイラを
発見してしまう。そのうちの1体が「黄金の舌」を持っていたと発表し、
考古学者が色めき立ったのは2021年2月だった。考古学研究家が解説する。

「発見されたミイラは約2000年前のもので、いずれも保存状態はよくない
ものの、指輪やネックレスなどの豪華な装飾品を身に付けていたり、
頭飾りのある笑顔のデスマスクを着用したものも。それなりの身分に
あったようです。その中で唯一、1体だけは頭蓋骨や骨格の大部分が
ほぼ無傷で、保存状態も極めて良好だった。そして『黄金の舌』は、遺体の
防腐処理中に故人の舌を切り取った後、金で作られた舌に置き換えられたと
みられます。おそらくは故人が死後の世界で、冥界の神であるオシリスと会話
できるようにするため、そのような措置が施されたのではないか、
と発掘チームは分析しています」

オシリスとは、死者の魂を裁く神のこと。とはいえ、当時のミイラ処理人
たちがなぜ、この人物からだけ舌を抜き「黄金の舌」を持たせたのか、
あるいはなぜ金にしたのか。いずれも不明で、その人物が生存中に発話障害を
持っていた可能性がある、と指摘する考古学者もいるが…。

「マグナ神殿は紀元前221年から紀元前205年に古代エジプトを統治した
ファラオ、プトレマイオス4世が建造を命じたとされ、実際に本人のものと
みられる、頭部が欠損したファラオ像が発掘されています。発掘から10年の
歳月を経てもなお、クレオパトラは見つかっていませんが、『黄金の舌』を
持つミイラの出現で、研究チームの士気は高まりました。
近い将来、クレオパトラが発見されることへの期待が膨らみます」
(前出・考古学研究家)


タップ・オシリス・マグナ神殿での発掘調査は、よくスカパーの「ナショナル
ジオグラフィック」というチャンネルでよく見ており、ドミニカ共和国の
弁護士出身のエジプト学者、キャスリーン・マルチネス(Kathleen Martinez)
がクレオパトラ7世の墓を探している所はよく見ていました。あと、以前に
世界ふしぎ発見!でもやっていましたね。そこから16体のミイラの発見は
凄いですね。

そのうちの1体が「黄金の舌」を持っていたということは、この人物は、
わりと身分が高い人物かもしれませんね。こんな感じで、いつかクレオパトラ
の墓も発見して欲しいものですね。そして、またこの時の模様も放送される
かもしれませんね。また、さらなる発掘の成果が出るのか、今後の情報にも
注目していきたいと思います。


【超神秘】「クレオパトラの墓」発掘隊が発見!「黄金の舌」を持つミイラが現代人に語りかけていること
こちら
write:2023/10/15 rewrite:- update:2023/11/27


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