277.「うるう日」の年を取るタイミング
今年は4年に1度のうるう年で、今日がその1日多くなったうるう日ですが、
「うるうは漢字で“閏”と書きます。もともとは“余る”という意味で
“潤(ウルヒ)”の読みから、閏に変化したものといわれています。
余った日=閏日を付け足した年が、うるう年と呼ばれるようになったのでしょう。
付け足す、という意味から、うるう年には妊娠しやすいという俗信も
ありますよ」とのことで、また、「文字のとおりに“王が門にいること”です。
古代中国では王は通常、廟と呼ばれる場所にいますが、うるうの月には、
門で政治を行ったそうです。陰暦では季節を調整するためにうるうを設ける
ので、“新しい季節を王が門に出て迎える”という意味もあるんですよ」
と、中国文献学者で大東文化大学文学部教授の山口謠司先生が解説されて
いました。

あと、うるう日に生まれた人が年を取るタイミングですが、4年に一度
年を取るということはなく「2月29日生まれの人は通常、届け出こそ
2月29日で出しますが、彼らが年を取るタイミングは“2月28日24時”。
これは法律で定められているんですよ」とのことで、免許や資格などの
有効期限や更新期間のあるものについても、2月28日を“みなし誕生日”
とするものが多いそうで、「平年には3月1日にお祝いすることが多いよう
ですが、うるう年は特別。すごく豪華にお祝いしたりします」とのことでした。


確かに、学研マンガを読んで知りましたが、うるう日に生まれた人は、平年は
2月28日か3月1日を誕生日とすることが書かれていましたので、
必ず年に1度年を取るものなのだなと思っていました。こうして、解説を
見ていくと、うるう年、うるう日も興味深いものだなと思いました。
write:2024/02/29 rewrite:- update:2024/04/14


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