211.王羲之(おう ぎし)のニセモノの書
タイトルはあんな感じですが、歴史ネタではなく、中学校時代にあった話です。

王羲之(おう ぎし)という人ですが、4世紀の中国東晋の政治家・書家で、
書の芸術性を確固たらしめた普遍的存在として書聖と称されます。
唐の太宗(李世民)は王羲之の書を愛し、真行290紙・草書2000紙を収集し、
死去に当たっては『蘭亭序』を自らの陵墓である昭陵に副葬させたとも
言われています。

その王羲之の書ですが、中学校の書道の教科書に載っていて、先生が説明して
くれたのですが、その後、クラスメイトの1人が戯れに、書道で字を書いて、
名前の所に「王義之」と書いて王羲之のニセモノの書を作っていました。
それでその人、「王羲之の書」とか言っていましたね(笑)。

でも、ニセモノなのはバレバレです(笑)。なにしろ名前ですが、
「王『義』之」と義務の「義」の字を書いてますから。正しくは「羲」で
あって、字は似てるけど、全く違う字なんですよね。ここはよく見ようよ
ということで(笑)。

ま、こんなふざけたことを中学時代はやっていました。これも思い出の
一つということで。嫌な思い出ではないので、大切にしていきたいと思います。
write:2020/12/21 rewrite:- update:2021/01/05


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