23.前教皇ベネディクト16世が死去
ローマ・カトリック教会の第265代教皇を務めたベネディクト16世が
昨年12月31日午前9時34分、バチカン内の修道院で死去しました。95歳でした。

ベネディクト16世は本名ヨーゼフ・ラツィンガー。1927年4月16日、
ドイツ南部バイエルン州マルクトル村で生まれた。2005年4月、
ヨハネ・パウロ2世の死去を受け、教皇に即位しました。

2013年2月に高齢による健康問題を理由に退位するまで、約8年在任しました。
原則として終身制の教皇が生前退位するのは、1415年のグレゴリウス12世以来、
約600年ぶりでした。退位後はバチカン内の旧修道院で読書や音楽鑑賞を楽しみ、
静かな生活を送っていました。

在任中は教義に厳格な立場を取りました。欧州などで同性婚を認める国が
増えるなか、「同性婚は社会の平穏を脅かす」と非難。エイズ対策の
コンドーム配布さえ「配布は問題を悪化させる」と批判するなどかたくな
でした。事実婚や中絶、神父の妻帯も認めず、保守的な姿勢を保ちました。


ベネディクト16世が亡くなられたと聞いた時は驚きました。
ベネディクト16世は、思い出深い教皇でした。僕がカトリック教会に
行くようになった時に在位した教皇でしたり、僕が洗礼を受けた時に在位した
教皇でしたので。しかし、95歳は長生きしましたね。なんかレオ13世みたい
です。2013年2月に生前退位しましたが、もし生前退位しなかったら
在位は17年でしたね。本当に亡くなられたのは残念です。

ベネディクト16世のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
write:2023/01/10 rewrite:- update:2023/01/19


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