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106.平成30年(2018年)以降の大相撲、異例の戦国場所 | ||
今回は、平成30年(2018年)以降の大相撲について書こうと思います。 2018年以降と言えば、今までは横綱の白鵬が優勝を重ね、独走の時代でしたが、 だんだん白鵬の力が落ちてきて、休場がちになってきて誰が優勝しても おかしくない、平幕優勝でもおかしくない、そんな戦国時代になってきて いると思います。その始まりが、平成30年(2018年)1月場所の栃ノ心の 平幕優勝だと思います。 この戦国時代ですが、今までにも大相撲の戦国時代はありましたが、 今までにはない、異例の戦国場所が続いていると思います。2018~2020年 まで、場所は、17場所ありましたが、そのうち平幕優勝は4回、幕尻での 優勝も2回ありました。そして、初優勝だった場所は7回あります。 あと、年間最多勝を見れば、これまでは、平成3年(1991年)の霧島の62勝、 平成4年(1992年)の貴花田(後の貴乃花)の60勝が史上ワーストの 年間最多勝でしたが、平成29年(2017年)から史上ワーストを更新し、 ・平成29年(2017年)56勝 白鵬 ・平成30年(2018年)59勝 栃ノ心 ・令和元年(2019年)55勝 朝乃山 ・令和2年(2020年)51勝 貴景勝 と、年を追うごとに史上ワーストを更新していっています。 このことからも、平成30年(2018年)以降の大相撲が異例とも言える戦国時代 であり、誰が優勝してもおかしくない場所が続いていることが分かると 思います。「誰が優勝してもおかしくない」と書きましたが、もちろん、 力が落ちてきたとはいえ、白鵬もまだまだ優勝できる力はあると思います。 あと、令和2年(2020年)11月場所の幕尻の志摩ノ海の活躍もそうですし、 横綱の白鵬と鶴竜が休場しがちというのも戦国場所になっている要因とも 言えます。 これはこれで面白いのですが、そろそろ、誰か横綱になれるくらいに突出した 力を持って欲しいですかね。そして、優勝を重ねる横綱が出てきて時代を 作るような力士が出てきて欲しいと思います。いつか誰か出てくるとは 思いますが、どうでしょうかね?あと、年間最多勝の史上ワーストの更新も そろそろストップをかけてもらいたいですかね。この戦国時代が過ぎれば、 また新しい時代となるかと思いますが、誰が抜きんでてくるのか、それも 楽しみにしていきたいと思います。 |
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write:2021/01/23 | rewrite:- | update:2021/01/31 |