136.白鵬の引退、退職について
元横綱・白鵬の白鵬翔氏(40)が9日、都内で会見し、今後の活動について
説明しました。白鵬氏は日本相撲協会に退職願を提出、2日に日本相撲協会が
9日付けで受理することを発表していました。

白鵬は、現役時代は本当に強い大横綱でしたが、2010年後半あたりからかと
思いますが、これまでできていた双葉山を体現するような後の先ができなく
なって、そこから今までヒーローだったのがヒールになってしまったように
思えます。2021(令和3)年7月場所の千秋楽の取組で勝った後ですが、
ガッツポーズはまずかったのですが、今思えば、あれが白鵬の現役の最後の
輝きだったようにおもえます。恒星に例えれば、赤い巨星になって爆発して
白色矮星になる瞬間と言いましょうか。

そして、現役を引退してからは、最初は間垣親方として、それから宮城野親方
になって部屋の師匠となりましたが、その時は、良い強い力士をたくさん
育てて欲しいと思いましたし、伯桜鵬、天照鵬、輝鵬など有望な力士も
入ってきているなと思いましたが、部屋の閉鎖と退職は本当に残念で
なりません。

今回の白鵬の退職ですが、貴乃花の時にしろ、相撲協会の悪い伝統や悪い体質
が出てしまった出来事なのかなという気がします。この体質を改善するには、
100年前後、あるいはそれ以上かかるのではないか、そんな気がします。

今後については「相撲を世界に広めていくプロジェクトを中心に活動して
いきたい」ということで、「世界相撲グランドスラムという構造」というのが
何なのかは謎ですが、また今後とも相撲に貢献できるような活躍ができる
ことを期待しています。
write:2025/06/09 rewrite:- update:2025/07/07


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