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令和3(2021)年大相撲9月場所・総評 | ||
●幕内● 今場所は、新横綱の照ノ富士が、5度目の優勝、史上9人目となる新横綱での 優勝となりました。これで横綱として責任を一つ果たした感じですね。 照ノ富士の横綱としての優勝は嬉しいです。それを10枚目の妙義龍、6枚目の 阿武咲、8枚目の隠岐の海、11枚目の遠藤が追う展開でしたね。 この4人は今場所を盛り上げてくれましたが、特に妙義龍が頑張りましたね。 8年振りの技能賞ということで。妙義龍と遠藤が11勝、阿武咲、隠岐の海は 10勝でした。 大関の貴景勝ですが、初日から3連敗した時は、どうなるかと思いましたが、 中盤から相撲も良くなってきて勝ち越しができたのは本当に良かったです。 大関は、正代も貴景勝も来場所は優勝争いできるよう鍛え直しですかね。 新関脇の明生は、勝ち越したのは見事です。終盤の4連勝が効きましたかね。 筆頭の豊昇龍、3枚目の琴ノ若は勉強の場所でしたかね。休場があったのは 残念ですが、豊昇龍も琴ノ若も正代を倒したのは凄かったです。4枚目の 大栄翔は、この地位で10勝は見事ですね。終盤の4連勝が効いてますね。 2枚目の霧馬山もこの地位で9勝は力付けてきましたね。でも、まだまだ 攻めが遅い面がありますのでそこは今後の課題ですかね。 4枚目の玉鷲ですが、6日目に史上5位タイとなる通算連続出場1367回を 記録しました。初土俵からここまで大きな怪我がなく、休まず 出場しているのは凄いです。今場所は負け越しましたが、まだまだ頑張って 末永く取ってもらいたいです。 来場所ですが、霧馬山が小結に昇進、高安が平幕に陥落。 天空海、佐田の海、松鳳山、阿炎が再入幕、白鵬の引退が考慮されれば、 若元春の新入幕を追加。剣翔、一山本、千代ノ皇、徳勝龍が十両に陥落と 予想します。 ●十両● 今場所は、5枚目の阿炎が優勝しました。そしてそれを9枚目の錦富士が 追う展開でしたね。阿炎もここならまだまだ勝てるということで。 来場所はいよいよ幕内ですかね。また来場所も大いに期待しています。 錦富士も10勝とこれを幕内昇進の布石にしてもらいたいです。 3枚目の佐田の海、4枚目の松鳳山、10枚目の錦木が10勝、14枚目の大翔鵬が 11勝と頑張りましたね。これをきっかけに再入幕を目指してもらいたいです。 14枚目の美ノ海も9勝と良い感じですね。次は新入幕を…という感じです。 新十両の朝志雄ですが、1勝しかできなかったのが残念です。来場所は 幕下に陥落してしまいますが、また十両を目指して頑張ってもらいたいです。 来場所ですが、寺沢、平戸海が新十両。荒篤山、常幸龍が再十両。 白鵬の引退が考慮されれば、琴裕将の新十両を追加。 旭秀鵬、貴健斗、朝志雄が幕下に陥落すると予想します。 ●幕下● 今場所は、43枚目の深井が優勝しました。深井も前から注目の力士でしたが、 いよいよ来場所は幕下の上位ですね。石川県出身と準地元の力士なので 期待しています。11枚目の北の若は6連勝で7番相撲で深井に敗れましたが、 来場所は十両を狙えますね。 筆頭の寺沢、2枚目の平戸海は来場所新十両ですね。寺沢も前から注目 でしたが、ついに上がってきましたね。十両でも期待しています。 平戸海は久しぶりの境川部屋からの新関取ですね。同じ部屋の9枚目の 對馬洋は6勝とこちらも来場所は十両を狙えますね。 有望な力士だと、24枚目の熱海富士、25枚目の石崎、36枚目の西川は5勝、 34枚目の菅野は6勝と良い感じで勝ち上がってきてますね。 佐渡ヶ嶽部屋の力士だと4枚目の琴裕将が勝ち越しましたね。来場所は 本当に十両を狙える感じですかね。れこを目指して頑張ってもらいたいです。 30枚目の琴砲は6勝、14枚目の琴太豪は4勝、19枚目の琴翼は4勝とこちらも 良い感じですね。琴裕将に続いてもらいたいです。 ●引退● こちら 元幕内の磋牙司、元十両の竜虎、元序ノ口の勝南桜が引退しました。 磋牙司は、2011年5月の技量審査場所で十両優勝して再入幕したのと 小さい体で頑張っていたのが印象的でした。 竜虎は、2020年11月場所で幕下優勝して、2021年1月場所に8場所振りに 十両に上がったのが印象的でした。 勝南桜は、104連敗という記録がありますが、通算3勝とほとんど勝てません でしたが、それでも6年間土俵を務めたのはよく頑張ったと思います。 今までお疲れ様でした。 |
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write:2021/09/28 | rewrite:- | update:2021/10/02 |