平成29(2017)年大相撲11月場所・総評
●幕内●
今場所は、白鵬が40回目の優勝をしました。ついに大台ですね。
ですが、3横綱1大関1関脇と上位が休場したのは寂しかったです。
稀勢の里ですが、途中休場は切なかったです。また優勝争いができるくらいの
強い稀勢の里が戻ってきてくれませんかね。照ノ富士も1場所での大関復帰は
ならず残念です。

新小結の阿武咲ですが、新小結での勝ち越しは見事です。ここまでやれるとは
思いませんでした。来場所は関脇ですね。そして、平幕上位の力士が活躍
したと思います。玉鷲、貴景勝、北勝富士が11勝と大活躍でしたね。
北勝富士と隠岐の海も優勝を争って場所を盛り上げたと思います。
逸ノ城の4枚目での10勝もなかなかです。やればできるじゃないですか。

39歳で再入幕した安美錦ですが、勝ち越して2000年7月場所以来の17年振り、
103場所振りの敢闘賞は、本当にこの年齢でよく頑張ったと思います。
本当に恐れ入ります。

入幕2場所目の朝乃山ですが、今場所は、10敗と初の負け越しになりました。
今場所は、勉強の場所ですかね。負け越しを経験することも大切だと
思いますので、これを機にまた一回り大きくなってもらいたいと思います。
新入幕の大奄美は跳ね返されましたね。また幕内を目指してもらいたい所です。

来場所ですが、関脇に御嶽海、阿武咲。小結に玉鷲、貴景勝。
平幕に陥落は、嘉風、照ノ富士、琴奨菊。
新入幕は、竜電、阿炎。再入幕は、石浦、豊山、蒼国来。
十両に陥落は、貴ノ岩、碧山、大奄美、妙義龍、宇良と予想します。
あと、北勝富士は残念ながら、平幕と予想します。

●十両●
7枚目の蒼国来が優勝しました。今回は見事に独走態勢でしたね。
また、幕内に戻れますね。5枚目の阿炎も11勝と大活躍でしたね。
阿炎は、幕下優勝してから力を付けてきたと思います。

竜電も勝ち越して、来場所は新入幕になりそうですね。しかし、十両に
上がった力士が序ノ口まで陥落して、そこから十両まで這い上がって
入幕とは…かつての琴別府を彷彿させますね。

再十両の貴源治は、千秋楽に勝ち越しましたね。これを機に十両に定着して
いってもらいたいです。新十両の隆の勝も9勝は見事です。

矢後ですが、今場所も千秋楽に負け越して残念です。あと1つが勝てない
ですね。来場所は幕下に陥落しますが、また十両に上がってきてもらいたいと
思います。

来場所ですが、新十両に水戸龍。再十両に希善龍、大翔鵬、栃飛龍。
幕下に陥落は、照強、千代鳳、大成道、矢後と予想します。

●幕下●
10枚目の元十両の栃飛龍が優勝しました。しばらく幕下で頑張っていましたが、
ここまでやってくれるとは思いませんでした。十両での活躍も楽しみにして
います。6連勝で7番相撲で敗れた49枚目の霧馬山も活躍しましたね。
来場所は幕下の注意ですが、また上位に戻ってきてもらいたいものです。

上位だと、大翔鵬、水戸龍をはじめ、天空海(あくあ)や朝弁慶も
頑張りましたね。天空海、朝弁慶は十両を目指してもらいたいです。
11枚目の貴公俊も徐々に番付を上げていますね。弟に追いついて
もらいたいです。22枚目の村田も6勝と来場所は15枚目以内に来ますかね。
45枚目の琴鎌谷は5勝、57枚目の武蔵国は4勝と良い感じですね。
どんどん番付を上げていってもらいたいと思います。

●引退●
元幕内の玉飛鳥が引退しました。玉飛鳥は、幕内に上がったあと、十両と
幕下を往復していた時期もありましたが、また幕内に上がってきたのが
印象的でした。幕内では残念ながら、あまり太刀打ちはできませんでしたが。
今までお疲れ様でした。

●引退●
詳しくはこちらにて
write:2017/11/28 rewrite:- update:2017/12/29


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