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平成24(2012)年大相撲9月場所・総評 | ||
●幕内● 日馬富士が1994年11月場所での貴乃花以来の2場所連続で全勝優勝をしました。 これで31連勝ですね。白鵬-日馬富士ですが、本当に素晴らしい熱戦でした。 来場所はいよいよ横綱に昇進ですね。インタビューでも答えていたように 「感動と勇気、希望を与えられる」ようになってもらいたいものです。 白鵬は最近は日馬富士になかなか勝てず優勝を逃している感じですね。 また気持ちを立て直して優勝を目指して欲しいものです。 稀勢の里、鶴竜ですが、10勝、11勝とまずまずの成績でしたね。 前半は良かったのですが、後半は失速しているように思えます。 特に稀勢の里はこのパターンが多いように思えます。 この2人をはじめ大関陣にはもっと優勝争いをしてもらいたいのですが…。 妙義龍ですが、新関脇で10勝はよく健闘したと思います。来場所はこれを 大関への布石とするかどうか見届けていきたいと思います。 松鳳山、魁聖ですが、筆頭で7勝をしたのはよく頑張ったと思います。 松鳳山は後半は勝てる感じですかね。この2人はもう少し上位に勝てる ようになれば勝ち越し、三役も見えてくるのではないかと思います。 高安、旭天鵬ですが、今場所は大活躍でしたね。正直言って 千秋楽勝てなくても敢闘賞をあげても良かったと思っています。 敢闘賞がいないのは他の賞がいないのよりも寂しさを感じます。 あと、特に旭天鵬-若の里の史上初の800勝超え対決が良かったです。 これからも年齢を感じさせない取組を期待しております。 新入幕の旭日松ですが、勝ち越しを決めましたね。旭日松については、 是非、幕内定着を目指してもらいたいものです。 そして、豪快な塩撒きも良かったです。水戸泉、北桜、将司を継ぐ 「ソルトシェーカー」になってもらいたいものです。 ●十両● 混戦はいつものことでしたが、最終的には勢と常幸龍と優勝決定戦になり 常幸龍が制しました。これまで、連勝記録やスピード出世でここまで 上がってきましたが、入幕してからが本当の勝負だと思います。 幕内でどこまで通用するのか見ていきたいと思います。 そして、来場所は勢、千代の国も入幕するかと思いますが、そろそろ 幕内に定着してもらいたいものです。 琴禮ですが、3年振りに十両に復帰し、初めて十両で勝ち越しをしました。 9勝までしたのは正直嬉しかったです。来場所も十両でどこまで通用するのか また見ていきたいと思います。 新十両の大喜鵬、丹蔵ですが見事に勝ち越しましたね。丹蔵については 優勝争いから脱落していったのは残念でした。2人とも来場所は もっと勝てるようになってもらいたいと思います。 慶天海は残念な結果でしたが…。 ●幕下● 幕下は竜電が優勝しました。平成生まれで早くから期待されていたようですが ようやく十両に昇進ですね。今後の活躍に期待しております。 あと、十両に昇進しそうなのは、竜電、旭秀鵬、明瀬山、政風とあともう1人、 益荒海か誉富士のどっちになるのか微妙ですね…。 ●引退● 元小結の黒海、元十両の栃不動が引退しました。 黒海は朝青龍から金星を取ったのが思い出の一番とのことでした。 個人的には黒海からサインをもらえて嬉しかったのが思い出深いです。 黒海から「ペンを忘れてますよ」と言われたことも…。 栃不動については印象が薄いのですが、大相撲力士名鑑で名前をよく 目にしたのを覚えています。今までお疲れ様でした。 |
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write:2012/09/23 | rewrite:- | update:開設日 |