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平成21(2009)年大相撲5月場所・総評 | ||
<幕内> 先場所は白鵬が独走したような感じでしたが、 今場所は、白鵬と日馬富士、さらに朝青龍と稀勢の里が加わって 面白い優勝争いになったと思います。 そして日馬富士がようやく初優勝しました。 来場所は綱取りとなるようですが、横審から出された条件は また厳しいものになりましたね。 稀勢の里ですが、先場所はあまり勝てなかった分を 今場所でぶつけたようで、13勝と健闘しましたね。 来場所は関脇あたりに来ると思いますが、今場所の勢いを 持続してどんどん勝って行ってもらいたいものです。 あと、鶴竜が新三役での9勝と武州山が6日目まで1勝5敗から 盛り返して9勝を上げたのも見事でした。 そして、豊響も11勝と活躍しましたね。来場所の上位での 挑戦を楽しみにしたいと思います。 そして、豊真将ですが、今場所は体調が悪かったようで ここまで負けが込んだのは正直驚きました。 でも、千秋楽であげた1勝は本当に嬉しかったようで 良かったです。来場所は幕内の下位で取ることになりますが また体調を良くして再び幕内上位に挑戦してもらいたいと思います。 <十両> 中盤戦で優勝争いが混戦模様となりましたが、終盤には猛虎浪と 玉飛鳥が残り、最後は玉飛鳥が優勝しました。 玉飛鳥がここまでの活躍をみせたのは驚きました。 今場所は、まわしにこだわらず前に出る相撲を心掛けたとのことで そのことが今場所の優勝につながったのかもしれないですね。 来場所もこの調子で勝ち越して、今度こそ幕内の復帰を 目指してもらいたいと思います。 猛虎浪も今まで長く十両で頑張ってましたが、これでようやく 幕内に上がれそうですね。 <幕下> 今場所は2枚目の徳瀬川が優勝しました。徳瀬川といえば、 三段目で優勝してから幕下上位で頑張っていたのが印象的でした。 これで、ようやく十両に昇進ですね。 さらに、琴禮も十両昇進を決めました。琴禮も幕下上位の 壁にはね返されたり、幕下に陥落する力士が少なかったりで なかなか上がれなかったのですが、今回ようやく昇進できて 良かったです。 そして、幕下に陥落していた北桜が戦後2番目の高齢となる 37歳6カ月での再十両を果たしました。 この年齢で、ここまで頑張れるのは凄いと思います。 またこれからも、豪快な塩撒きや気迫のある相撲で 観客を沸かせていってもらいたいです。 <引退> 元幕内の潮丸が引退を発表しました。 来月には、東関親方となって部屋を継承するとのことで、 これからは部屋を盛り上げて、良い力士をたくさん 育てていってもらいたいと思います。 あと、元幕下の光風も引退しました。これで 高岡向陵高校出身の力士は吐合と猛十八の 2人になったのですね。 今までお疲れ様でした。 |
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write:2009/05/27 | rewrite:- | update:開設日 |