| 今回は、VIRUSのアルバム「MATERIALS」のNOBORUさんのポーズについて 書こうと思います。
 
 VIRUSとは、民族衣装を着てエスニックな要素を取り入れたメタルをやっていた
 まさに異端なヴィジュアル系バンドなのですが、そのVIRUSがリリースした
 アルバム「MATERIALS」があるのですが、その時のベースのNOBORUさんのポーズ
 がこんな感じだったのです。
 
 このポーズを見た時ですが、なんかテレビで見たことある、確か東南アジア系
 の民族舞踊でこのポーズでしゃがんで足を小さく交差させながら前に進んで
 いくというのを見たことあったので、これって何だったかな?というのが
 前々からの疑問でした。
 
 そこで今回はAIを使って色々と調べてみました。最初はNOBORUさんのポーズ
 について、X(Twitter)のGrokで聞いてみましたが、答えは、インド舞踊の
 「カタック」や「バラタナティヤム」で見られるものでポーズは
 「ムドラ(ムドラ―)」と出てきました。
 
 確かに「ムドラ(ムドラ―)」では、このポーズは検索したら出てきました
 ので、ポーズは「ムドラ」は間違いないですね。さらに調べたら、NOBORUさん
 の手のポーズは「ムドラ」の中の「ハムサーショ」というポーズでした。
 
 「ハムサーショ」は、AIで調べたら、このように回答がありました。
 
 🔹 ハムサーショ(Hamsasya)ムドラとは?
 ・人差し指と親指を軽く合わせ、他の三本の指は真っ直ぐに開いた状態の、
 一手のアサミュクタ・ムドラ(片手の手形)です 。
 ・ 意味合いは「白鳥の嘴」、そして優雅・神聖・純粋さなどを象徴し、
 花(ジャスミン)、灯火、真珠、知識、線を描く(絵を描く)などの表現に
 使われます 。
 
 別サイトでは、「ハムサーショ」は、「幸運な/神聖な糸を結ぶ(結婚)/
 書く」という意味がありました。
 
 さらに、NOBORUさんのポーズは、「アルダマンダラ」というもので、
 「アルダマンダラ」とは、膝を深く曲げて腰を落とし、つま先を外側に向けた
 基本の立ち姿勢です(和風に言えば「中腰」や「相撲の四股」に似た姿勢)。
 
 そして、こから足を交差させて小さく進む動きは、「チャリ(Chari)」と
 呼ばれる移動技法の一種で、AIで調べたら、このように回答がありました。
 
 🔹【チャリ(Chari)】
 ・インド舞踊では「チャリ」は移動の動作全般を指します。しゃがんだまま
 足を交差させながら前に進むようなステップも「チャリ」の一種です。
 ・特にこの動きが視覚的に特徴的な場合、「アッティミディ(Attami)」や
 「トラサ(Trasaka)チャリ」といったサブスタイルが使われることも
 あります。
 
 🔹 ムドラとチャリの組み合わせ
 チャリ(Chari)
 → しゃがんで膝深く曲げた姿勢(アルダマンダラ)で足を交差させ小さく
 前進するステップは、バラタナティヤムで「チャリ」に該当します。
 これは多様なステップの総称です。
 
 ハムサーショを使う意図
 → 登場人物の優雅さや純粋さ、あるいは花や灯りなどを表すシーンで、
 このムドラとチャリを組み合わせて動くことで、より物語性や象徴性が強調
 されます。
 
 そして、AIでは、まとめとして、このように回答がありました。
 
 しゃがんで足を小さく交差させて進むようなチャリ(移動)動作の中に、
 ハムサーショ(Hamsasya)ムドラを組み合わせる演出は、 バラタナティヤムや
 モヒニヤットムなどの古典形式で実際に用いられる技法 です。
 特に、清らかさ・美しさ・光・線を描くといったテーマにはぴったりで、
 物語性やムードを高める効果があります。
 
 とのことでした。
 
 
 NOBORUさんのポーズですが、調べていったらインドの舞踊「バラタナティヤム」
 で見られる「アルダマンダラ」というものなのですね。そして、テレビで見た
 足を小さく交差させながら前に進んでいくものは「チャリ」というもので、
 手のポーズは、「ムドラ」の中の「ハムサーショ」というポーズなのですね。
 
 それでもここまで分かったのは、なんかすっきりしたかなという思いです。
 あと、このポーズのインドの舞踊の写真がネット上に上がってくれていたら
 もっと嬉しかったのですがね。
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