| アモルの標的は、天使が可愛いです。そして奇麗です。善悪の木の実のそばの アダムとエバや楽園を追放されるアダムとエバは奇麗でした。
 ニンフとサテュロスは官能的でした。ウルカヌスに驚かされるマルスと
 ヴィーナスは官能的でした。チモーネとエフィジェロアまたは人間に驚く
 ヴィーナスの三美神は、官能的ですが、天使が可愛いです。
 
 ディアネイラを掠奪するケンタウロスのネッソスは、まさに配王としている
 感じですね。リナルドとアルミーダは、奇麗で、可愛い天使に囲まれている
 感じですね。ナクソス島のバッカスとアリアドネは、暗い感じですが、
 所々が細かいです。
 
 アドニスの死は、官能的でまさに死を迎える感じで天使が迎えようとして
 いますね。アモルを教育するようにメルクリウスに勧めるヴィーナスは、
 裸ですが奇麗ですね。ユピテルの雷を盗むアモルは、奇麗でした。
 雷は、左上の赤いのですかね?ローマの慈愛キモンとペロは、女性が優しく
 男性を抱いているようですね。放蕩息子の帰還は老人が優しく息子を
 抱きしめている感じですね。キリストの磔刑後の付いた十字架を手に
 観想するマグダラのマリアは優しそうです。そばに天使がいますかね?
 
 聖アガタの殉教は、拷問の準備ですかね。それでも残酷な場面はないです。
 キリストの十字架降下は、切ない感じですね。エジプトに帰還前の聖家族は、
 奇麗でした。聖母と幼子イエス、聖ヨセフ、聖エリザベトと幼子洗礼者ヨハネ
 は、優しそうで奇麗です。かつてヴィーナスが捧げられた神殿は、なんか灯台
 みたいとか思ったりしました。アモルを支える三美神は、官能的ですが
 奇麗です。
 
 今回は、久しぶりに美術の展覧会に行きましたが、見ていて、
 やはりローマ神話や新約聖書の知識があった方がより深められますかね。
 ま、無くても楽しめますが。そして、今回は最初と最後に官能的な絵画が
 多く、中盤に新約聖書の場面が多かったように思えます。なので、そのような
 絵画が好きな方は見てみることをお勧めします。「愛を描く」がテーマなの
 ですが、やはり官能的なものと背中合わせなのですかね?そんなことを
 思ったりしました。
 
 <おまけ>
 この展覧会ですが、よく「アモル」という名前が出てきましたが、アモルって
 愛の神様なのですね。別名はキューピッドで、愛の神様がはなった矢が心臓に
 当たると、誰かを愛する気持ちが生まれるとされていたとのことで。
 (2023.06.19 追加)
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