31.ローマ・カトリック教会の教皇フランシスコ死去
世界に13億人以上の信者をもつローマ・カトリック教会の教皇フランシスコが
亡くなりました。88歳でした。バチカンニュースによりますと、
教皇フランシスコは21日、バチカン市国の自宅で亡くなったということです。
死因は、脳卒中とそれに伴う心不全だったと発表しました。

教皇フランシスコは気管支炎が悪化したとして、2月14日からイタリア・
ローマ市内の病院に入院し、その後、肺炎を発症して2度にわたって命に
危険に陥りましたが、容体が安定したということで先月23日に退院して
いました。今月20日には、サンピエトロ広場で行われた復活祭のミサに姿を
見せたほか、アメリカのバンス副大統領とも面会したと伝えられていました。

教皇フランシスコは、前任のベネディクト16世がおよそ600年ぶりに
生前退位した2013年にローマ教皇に就任しました。移民・難民の支援を最も
重要な任務の一つに掲げ、「安心な生活を求めて母国を出ざるをえない人たち」
に祈りを捧げてきました。

教皇の死去を受けて、枢機卿会議がバチカンで開催され、葬儀の日程などが
決められることになります。死去から15日から20日以内に新しい教皇を決める
伝統的な選挙「コンクラーベ」がシスティーナ礼拝堂で行われることに
なっています。ロイター通信によりますと、葬儀は日本時間26日の午後5時
から執り行われる見通しです。


教皇フランシスコは、入院していて命に危険に陥りましたが、容体が安定した
という話は聞いていましたので、大丈夫なのかなと思ったら、亡くなられて
驚きました。本当に残念で仕方ありません。

在位は、12年1ヶ月8日ということで、近代の教皇としてもそこそこの年数
なのかなという思いです。ここまでよくやってこられたと思います。

教皇フランシスコが、安らかに帰天されることを願います。
write:2025/04/22 rewrite:- update:2025/04/22


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