Mirlard!(ミルラード!)
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STORY

 

第11話 教皇への使節派遣 あとがき
今回ですが、僕自身、歴代のローマ教皇が好きなので、教皇が登場する話を
書きたいと思っていました。そこで登場させたのがインノケンティウス15世
です。それから、マグニス教やプロテクス教といった宗教が絡んでくる
話だったので(教皇が登場するのでそれは当然なのですが)ロアが行った国で
大虐殺が起こる話とか思いついて、それを考えていたらその混乱に乗じて
対立教皇が登場する話を思いついてしまったので今回形にしました。
対立教皇というのは、合法的に選ばれた教皇に対抗して教皇として選出、
就任、宣言した人のことです。皇帝に擁立された人が多いのですが、
中には、ベネディクトゥス13世やヨハネス23世といった大物もいました。

大虐殺については、1572年にフランスで起こったサンバルテルミー大虐殺
を参考にしました。今回のお話でもその時に行われた虐殺の模様は
この事件を参考しました。なのでそこからヴェルサージュ王国のイメージは
だんだんフランスになっていきました。それで国や町の名前もフランスを
イメージするものにしました。

対立教皇エウゲニウス13世の名前ですが、最初はどうしようかと思いました。
ボニファティウスとかベネディクトゥスあたりの案もありましたが、
だんだんエウゲニウス13世という名前が定着してきたのでそっちにしました。
なので、ホームページの教皇表もエウゲニウスという名前の教皇は12世までに
なるように調整したりしました。

今回のお話は7月の16、17日にかけて集中的に書いていました。我ながら
頑張って書いたお話だなと思ったりしてますし、書いていて楽しかったです。
今回は旅行の話ということで。世界を冒険したりとかはしません。
write:2017/08/07 rewrite:- update:2017/08/27