102.元大関・琴奨菊が引退へ
大相撲の元大関で関取最年長の琴奨菊(36)=本名・菊次(きくつぎ)一弘、
福岡県柳川市出身、佐渡ケ嶽部屋=が現役を引退することが14日、分かった。
複数の関係者が明かした。約15年ぶりに幕内の地位を失い、西十両3枚目で
迎えた11月場所(東京・国技館)は6日目の13日まで1勝5敗でした。

相撲留学した高知・明徳義塾高から角界入りし、2002年初場所で初土俵を
踏んだ。11年秋場所後に大関に昇進。16年初場所で初優勝を果たしました。
新入幕から66場所かけての賜杯(しはい)獲得は歴代2位の遅い記録で、
当時、日本出身力士として10年ぶりの優勝になりました。17年初場所で
2場所連続負け越しを喫し、翌春場所に大関から転落していました。

得意の左差しから、腰を相手にぶつけるように前に出る「がぶり寄り」が
代名詞でした。幕内718勝は歴代6位。


琴奨菊は、一番大好きな力士でした。なので、大関に上がってくれたことや
優勝してくれたことが本当に嬉しかったです。これについては、日本出身力士
として10年ぶりの優勝よりも好きな力士が優勝してくれたのが嬉しかったです。
「琴バウアー」や強烈な「がぶり寄り」が本当に良かったと思います。
大関時代は、大関を保つのでいっぱいいっぱいでしたが、それでもひたむきに
土俵を務める姿勢がとても良かったです。好きな力士が引退するのは本当に
残念ですが、これからは、また琴奨菊のようなみんなの手本となるような
力士を育てていってもらいたいと思います。

今までお疲れ様でした。
write:2020/11/14 rewrite:- update:2020/11/19


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