95.大関候補
大相撲の中継を見ていると大関に上がれそうな力士、大関を狙えそうな力士
ということで「大関候補」と呼ばれることがありますが、それについて
書いてみようと思います。

「大関候補」というのは、人によって基準もまちまちだと思いますが、
僕の基準だと、三役で2桁勝てる力士、10勝以上できる力士といった所です。
それに照らし合わせるとやはり少ないかなという気がします。
(多くても問題な気がしますが)

大関に上がれていない力士で「大関候補」と呼ばれた力士と言えば、
栃煌山、隠岐の海、妙義龍、逸ノ城、豊ノ島、御嶽海、阿炎、遠藤といった
所でしょうか。

栃煌山は、2010年9月場所、関脇で11勝があったり、2014年の1~5場所では
11勝、9勝、10勝と合計30勝で惜しい場所があったりしてここでもう少し
勝てたら大関に上がれたかなといった感じで「大関候補」と言うには相応しい
と思いますが、残念ながら後退していきましたね。

隠岐の海は、三役に上がると勝ち越せなくて残念という感じですね。
妙義龍は、三役で8勝はあるのですが、10勝以上がなかなかできないですね。
逸ノ城は、インパクトを与えた新入幕を含めて平幕だと大勝できるのですが、
三役になると8、9勝となかなか2桁勝てないという印象ですね。
今は十両ですが、十両でここまで勝てないのが意外なくらいなのですが。
豊ノ島は、2008年7月場所に小結で10勝がありますが、やはり三役では、8勝
はありますが、2桁はあまりいかなかったですね。

御嶽海は、2018年7月場所は関脇で13勝で優勝、2019年9月場所は関脇で12勝
で優勝と、ここまで勝てるのだから「大関候補」と見て間違いないと思います。
三役の定着はできるのだからあとは、三役で2桁勝利を続けることですかね。
阿炎と遠藤は、三役で勝ち越しもしているので、あとは2桁勝てるかどうか
ですかね。阿炎は、「師匠(元関脇・寺尾)を超える」と公言していますが、
阿炎、遠藤、北勝富士は大関を目指してもらいたいですね。

やはり大関と言えば、「直近3場所で合計33勝」が目安ですが、やはり3場所
連続で10勝以上しないといけないと思います。(豪栄道のようにそう
ならなくても大関に上がれた例もありますが)「大関候補」と呼ばれた力士は
候補に終わらず、大関を狙っていってもらいたいと思います。朝乃山に続く
力士が出てくることを願います。
write:2020/03/26 rewrite:- update:2020/05/01


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