平成30(2018)年大相撲9月場所・総評
●幕内●
今場所は、5場所振りに白鵬が41回目の優勝をしました。14回目の全勝優勝。
幕内1000勝達成ということで。休場明けでしたが、一つ記録を伸ばした場所に
なりましたかね。次は、通算1100勝ですかね。あと5勝で達成です。

稀勢の里ですが、8場所連続休場でその休場明けでどうなることかと
思いましたが、10勝と2桁をあげたのは本当に良かったです。
鶴竜は、終盤に5連敗は残念でした。

大関は、栃ノ心は、怪我で不安を抱えたままでしたが、そんな中でのカド番
でしたが、9勝とカド番を脱出できて良かったです。豪栄道と高安は、
それぞれ12勝、11勝とまずまずの感じですが、やはりもう少し勝って
優勝争いをできるようになってもらいたいですね。2差あるのは寂しいです。

大関取りだった関脇の御嶽海ですが、後半失速といつも感じになって
しまいましたね。9勝したので、来場所も大関取りになりますが、後半失速
しないようにしてもらいたいですね。

そして、今場所ですが、史上初の三賞が3つとも該当者なしになって
しまいました。それもあり得るかなと。関脇以下は全くではないが少々
どんぐりの背比べな成績だったので、そんなものかなという気がします。
あと、上位陣が強かったですしね。なので殊勲賞はなしでしょう。

新入幕の隆の勝ですが、8勝で勝ち越し。まずまずですかね。

来場所ですが、小結に貴景勝と魁聖。平幕陥落は、玉鷲。
入幕は、荒鷲、明生、矢後、大奄美。
十両陥落は、旭大星、千代丸、琴勇輝、石浦と予想します。

●十両●
11枚目の徳勝龍が大奄美との優勝決定戦を制して優勝しました。優勝ラインも
どうなることかと思いましたが、4敗は良い感じではないですかね。
そして、2人による優勝決定戦で締めれて良かったと思います。

そして、今場所の十両は、関脇以下の上をいくどんぐりの背比べな成績と
なっております。何だかなぁ…。

再十両力士は、天空海を除く3人が勝ち越しましたね。炎鵬は9勝、
常幸龍は8勝、白鷹山の10勝は見事だったと思います。期待できそうですかね。

来場所ですが、十両昇進は、豊ノ島、極芯道、友風。
幕下陥落は、青狼、臥牙丸、天空海と予想します。
十両昇進は、大成道と友風のどっちかな?といった感じですが。

●幕下●
5枚目の極芯道が優勝しました。先場所は7番相撲で常幸龍に敗れて昇進は
なりませんでしたが、ついに十両昇進を決めましたね。それで錦戸部屋2人目
の関取ですね。

そして、筆頭の豊ノ島は、アキレス腱の断裂で幕下に陥落していましたが、
今場所6勝とようやく関取復帰ですね。関取での活躍に期待しています。
2枚目の大成道、3枚目の豊響、彩(いろどり)、4枚目の玉木、友風が
勝ち越して頑張りましたね。豊響、彩、玉木あたりは、また十両を狙って
いってもらいたいです。

15枚目の琴鎌谷ですが、4勝と上位でも勝てるようになってきていますね。
さらに上位を目指して、ひいては十両昇進を目指してもらいたいです。
20枚目の琴太豪は、6勝とここでは勝てる感じですかね。来場所は上位ですが、
琴鎌谷と共に十両昇進を目指してもらいたいです。あと、5勝した27枚目の
魁渡にも期待です。

今場所は、初の幕下だった56枚目の豊昇龍、58枚目の琴手計、60枚目の納谷
ですが、今場所は厳しい、勉強の場所だったと思います。豊昇龍は納谷との
取組を制して勝ち越しましたが、琴手計と納谷は負け越して三段目陥落ですね。
今度は幕下で勝ち越せるようになってもらいたいと思います。

●三段目●
3枚目の朝興貴が優勝しました。2度目の三段目優勝ですね。
28枚目の虎来欧は、負け越したものの3勝にとどめましたね。また上がって
来てもらいたいです。

74枚目の舛乃山、今場所で復帰となった91枚目の宇良ですが、6勝と良い感じ
ですね。また番付を上げて関取復帰を果たしてもらいたいです。

富山県出身だと81枚目の飛騨野は2勝と負け越しですが、99枚目の常川は4勝
と勝ち越しましたね。

●引退●
体重が292kgと史上最重量で話題になった元幕下の大露羅(おおろら)が
引退しました。ここまで来たら300kg超えて欲しいと思ったりもしたのですが。
北の湖親方の付け人を長く務めたみたいですね。今までお疲れ様でした。
write:2018/09/25 rewrite:- update:2018/12/01


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