平成25(2013)年大相撲3月場所・総評
●幕内●
今場所は白鵬が優勝しました。北の湖と並ぶ24回目の優勝、大鵬、双葉山を
超えて史上1位となる9回目の全勝優勝となりました。
また1つ目標を達成した感じですかね。次は朝青龍と並ぶ25回目を
目指す感じですかね。

大関陣ですが、稀勢の里は9日目まではヌケヌケだったのですね。
6場所連続の2桁勝利ですが、取りこぼしをなくしてさらにそれ以上を
目指して欲しいです。琴奨菊も9日目まで2敗だったのですが、
終盤に失速したのが残念です。膝の怪我をまずは治してもらいたいです。

豪栄道、栃煌山が10勝をあげました。豪栄道は色々な親方から課題を
言われてましたが、その課題を乗り越えてさらに上を目指して欲しいです。

あと、隠岐の海、宝富士が11勝、北太樹が10勝をあげました。
隠岐の海はようやく力を出せるようになってきた感じですかね。
解説ではもっと稽古をして欲しいと言われてましたが…。
宝富士は、この調子で幕内に定着をしていってもらいたいです。
北太樹は、来場所は上位戦になりますね。来場所は上位に太刀打ちできる
力を付けて三役を目指してもらいたいものです。

新入幕の双大竜、大岩戸はそれぞれ4勝、5勝でした。残念な結果ですが、
こんなものかなということで。また入幕を目指してもらいたいです。

来場所ですが、玉鷲、栃乃若、磋牙司、双大竜、大岩戸の5人が
陥落すると思います。

●十両●
旭秀鵬、東龍、朝赤龍が優勝争いをしていましたね。ほとんどは東龍が
トップでしたが、千秋楽で旭秀鵬が逆転優勝しましたね。
来場所は再びの幕内ですが、今度は勝てるようになると良いですね。

千代鳳、誉富士も10勝と大きく勝ちましたね。十両以上の力が
付いてきたようで何よりです。来場所、新入幕の場所に期待しております。

新十両の栃飛龍ですが、8勝とまずまずの感じですね。来場所は
どこまでやれるのか、また見守っていきたいと思います。

来場所ですが、旭秀鵬、大喜鵬、千代鳳、誉富士、東龍の5人が入幕、
豊真将、芳東、寶智山、千昇の4人が陥落すると思います。
(あと、雅山の引退によって1枠空きますが)

●幕下●
7枚目の亀井が優勝しました。幕下に5年間と結構苦労してきたようで
来場所は念願の十両昇進ですね。さらなる活躍に期待してます。
あと、6連勝して7番相撲で敗れた57枚目の貴輝鳳ですが、
ようやく幕下でも大勝ちできるようになってきましたかね。
この力士は前から注目してました。さらに番付を上げて十両を
目指してもらいたいです。これは、貴斗志、貴月芳にも言えますが。

琴弥山ですが、3連敗の後、4連勝だったのですね。かつての磋牙司を
彷彿とさせる成績ですね。来場所は十両昇進のチャンスなので
勝ち越して十両昇進を決めてもらいたいものです。

来場所ですが、北はり磨、青狼、千代嵐、千代皇、亀井の5人が
昇進すると思います。

●三段目●
84枚目の土佐豊が優勝しました。4場所連続で休場して今場所ようやく
出場できるようになりましたが、また番付を戻して幕内で
取ってもらいたいものです。

あと、18枚目の渡辺ですが、昨年9月場所から続いた連敗を20で止めて
6番相撲でようやく勝ちました。3場所振りの白星ということで
長いトンネルでしたね。5敗なので来場所は番付が下がりますが、
また幕下の上位、そして十両を目指して頑張ってもらいたいです。

●満員御礼●
今場所の満員御礼は10日となり、2008年3月場所以来5場所振りの
2桁となりました。この場所を担当した貴乃花親方は本当に
頑張りましたね。

●引退●
元大関の雅山が引退しました。雅山については、またじっくりと
書きたいと思います。今までお疲れ様でした。
write:2013/03/25 rewrite:- update:開設日


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