2023/08/20 NEO 月でくらす展-宇宙開発は月面移住の新時代へ!-
最初は、月面宇宙船に乗って2040年7月にNEC国際月面基地に行くと設定で
月を火星や他の惑星に行く拠点に月面基地がある月の南極に到達するという
設定でした。

そして、月面基地に到着したという設定で月面基地に様々なものがありました。
「宇宙コンビニ」は、化粧品、ハミガキ用品、宇宙食、文具、洗髪用品、
ボディケア、便利用品がありました。そして、壁やテーブルに貼り付ける
だけで文房具や食器などを簡単に固定させることができるものがありました。
こうした日用品も月だと色々と変わってくるのだなと思いました。

「月面TV」もありましたが、「月面食堂」は、月面食材の作り方が紹介され、
料理用のおたまとフライパンがあり、まさに食堂の雰囲気でした。
あと、「月面重力体験」があったのですが、体重測定があり、60kg以下の人が
体験できるようですね。

月の危険な天文現象として、放射線、寒暖の差、昼と夜が2週間ずつ続く、
重力が小さくて地球の6分の1であること、隕石が挙げられていました。
あと、月は地球からだんだん遠ざかっていること、月には水がないため、
飲み水は、尿から飲料水を作ること、うんちは、流れ星にする、うんちの
入ったタンクも補給船に積込まれ、補給船は廃棄物を積んだまま大気圏に
突入し、燃もやされるということが書かれていました。

あと、太陽系の天体でジャンプ比べというのがあり、重力の違いが紹介されて
いました。月面でジャンプは凄いけれど、踏ん張りは効かない、月面スポーツ
は大混乱ということが書かれていました。それから、月から地球を見ることが
でき、月の名物地球の出が見ることができると書かれていました。

2035年以降に始まるアルテミスミッションで宇宙飛行士を月面着陸させる
ことや、月の南極に位置するマラバート山(8000m)に月面基地のほか、
月の上空に月周回ステーションを建設し、「ゲートウェイ」が完成すれば、
宇宙船の中継地点にして、もっと遠い宇宙を目指す、月に続き火星に基地を
作る計画があると書かれていました。

2023年に日本の小型月着陸実証機「SLIM」が月を目指すと書いてありました。
月は地球には表しか見せないため、次は、月の裏側を目指すこと、
2019年1月に嫦娥(じょうが)4号が月の裏に初着陸したこと、
民間初の月面探査プログラムの「HAKUTO-R」が進行中ということが書かれて
いました。あと、2001年にJAXA月周回衛星かぐやが3つの穴を見つけたことが
書かれていました。

月面ラボについては、「01 地質研究室」では、クレーターについて、
月の極地(北極、南極)のクレーターの中には、まったく日が当たらない
部分があり、温度が-180℃以上で水が氷の状態になっていると書かれて
いました。

「02 水資源研究室」では、レゴリス(月の砂)凍土から水を取り出す計画や、
月極域探査ミッションで日本とインドの水資源調査を行うこと、JAXAで
水資源が豊富にあるとみられている月の曲域を調べるためISROと共同で
LUPEX(ルペックス)というミッションを計画していることが書かれて
いました。

「03 エネルギー研究室」では、太陽光エネルギー、水を電子分解など、
水をエネルギーにすることが書かれていました。あと「04 岩石鉱物研究室」
などがありました。

あと、2008年にかぐやがマリウス丘地域に直径60mにせまる大きな竪穴、
横穴を発見したことも書かれていました。

それから、「HAKUTO-R」ミッションで2023年3月21日に月周回軌道へ到達し、
日本では民間初の快挙で、月面ごしに地球をとらえた写真を送ったと
書かれていました。あと、宇宙飛行士の若田光一さんと毛利衛さんのサインも
ありました(写真右)。

最近は、2035年以降に始まるアルテミスミッションで宇宙飛行士を月面着陸
させる計画の話をテレビで見たりと月に関する話題は色々と聞いていたので
今回見に行こうと思いました。これまでの月の調査や月で生活するために
色々な研究がなされていたり、様々な問題があり、それをいかにして
解決していくかの研究が書かれていたりととても興味深かったです。

火星も色々と探査されていたり、火星の2つの衛星(フォボスとダイモス)
を観測し、うち1つからサンプルリターンをする計画もあると聞いています
ので、ゆくゆくは月で生活するというのも実現するのかなと思いながら
展示を見ていました。そして、月を拠点に火星などの探査を行う日も近いの
かなという思いで見ていました。また、今後の月や火星に関する天文関係の
調査に注目していきたいと思います。
write:2023/09/13 rewrite:- update:2023/11/26


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