12.終末論について
今回は、たびたび話題に上る終末論について書こうと思います。

終末論、この世が終わるとか大災害が起きるとか言われているものですが、
僕が印象に残っているものは4つあります。

1つは、1992年10月28日のもので、「タミ宣教会」というキリスト教系の
宗教団体で、1992年10月28日に携挙と世界の終末が訪れるとする予言を
行なったことで、世界的な注目を集めました。これについては、予言の日が
過ぎた後で「世界まる見え!テレビ特捜部」でも特集が組まれましたね。
この予言のことを僕は「キュウキョ」と聞いていたのですが、調べたら
そんな言葉はどこにもないですね。「ケイキョ(携挙)」と聞き間違えました
かね?

2つ目のは、1999年7、8月のノストラダムスの大予言です。「1999年7の月」
から始まる4行詩ですが、ノストラダムスは予言詩の中で「人類が滅亡する」
とは一言も書いていないのですが、この話が日本で有名になったのは、
オカルト作家の五島勉氏が、著書「ノストラダムスの大予言」の中で人類は
滅亡すると勝手に書いたためということで。ま、ノストラダムスは、
著書「諸世紀」の中で「3797年までの予言を記す」と言っていますし、
「1999年7の月」の4行詩も諸説あって1999年7、8月の予言ではないという
説もあるんですよね。

3つ目は、2011年5月21日ですが、僕は実はその当日に知りました。何でも
聖書を研究してこの日を割り出したとのことですが、聖書、マタイによる
福音書24-36には、「その日、その時は、だれも知らない。天の御使たちも、
また子も知らない、ただ父だけが知っておられる。」とあるのに、この人は
聖書の何を見ていたのだろうかと思ってしまいます。

4つ目は、2012年12月21日または23日のマヤの予言です。これは、マヤの
長期暦がその日に終わりを迎えることから人類が滅亡するという話になって
いったのですが、これも人類が滅亡するというわけではなく、新しい時代を
迎えるという意味だったみたいですね。古代マヤの本に書いてありましたが、
「約5125年振りのお正月を迎えた」ということで。

これらの終末論ですが、こちらにある通りですが、

それこそ1000年以上前から言われ続けています。あるいは、学校で習った
日本の平安時代後期の「末法思想」もころの一つだったのではないかと
いう気がします。

なので、こういった終末論は、本当に世の終わりが来るまで絶えないような
気がしますし、そして、その日は、誰にも分からないものなのだと思います。
ですので、あまり過剰に怖がる必要もないのかなと。ただ、いつかは来るかも
しれないから、常に心の準備をしてより良く生きていくよう警鐘を鳴らして
いるのかもしれませんね。そのぐらいの気持ちで見ていれば良いような
気がします。僕の場合、最近は「もう勝手にやってて下さい」って感じですが。
write:2019/03/26 rewrite:- update:2019/05/06


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