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平成28(2016)年大相撲3月場所・総評 | ||
●幕内● 今場所は白鵬が4場所振り36回目の優勝を果たしました。しばらく優勝から 遠ざかっていたのでようやく…と思ったら千秋楽に変化…。 横綱が変化するのは勘弁してください。 今場所綱取りの琴奨菊ですが、前半は良かったけど、後半に横綱大関戦が 組まれると失速してしまいましたね。綱取りの白紙は仕方ないのですが、 せめて2桁は勝ってほしかったです。8勝は物足りなすぎます。 今場所は、琴奨菊の優勝に火が付いたのか稀勢の里と豪栄道が優勝争いを しましたね。あと一歩といった所でしたがなかなか盛り上げてくれたと 思います。豪栄道もやればできるじゃないですか。稀勢の里は来場所は 綱取りですね。 琴勇輝ですが、今場所は前頭筆頭と上位総当たりとなるのでどこまで やれるのかと思っていたのですが、1横綱2大関撃破で12勝、11連勝は 素晴らしいです。正直言ってここまでやってくれるとは思いませんでした。 本当に力を付けましたね。嬉しい限りです。来場所は関脇ですが、 また頑張ってほしいです。あと、今場所は、魁聖、逸ノ城が11勝、 妙義龍、勢、大栄翔、御嶽海が10勝と活躍しましたね。 新入幕の大翔丸、明瀬山ですが、大翔丸は千秋楽は大砂嵐と当たって どうなることかと思いましたが、勝って勝ち越しましたね。 明瀬山は、こんなものかな、ということで。 来場所の三役昇進ですが、関脇に琴勇輝、勢。小結に隠岐の海、魁聖。 平幕に陥落ですが、嘉風、豊ノ島、栃煌山、宝富士。 入幕ですが、新入幕は錦木。再入幕は、大砂嵐、青狼、遠藤。 十両に陥落は、豊響、里山、北太樹、明瀬山と予想します。 ●十両● 筆頭の大砂嵐が優勝しました。大砂嵐と遠藤が出場するのかが注目 されましたが、出場して大砂嵐は13勝、遠藤は11勝と大勝ちしましたね。 ここでなら勝てるといった感じで。また幕内の上位で活躍してくれるのを 期待しております。 錦木は2枚目でどこまでやれるのかと思いましたが、10勝は見事です。 これで来場所の新入幕は確実ですね。幕内での活躍に期待しております。 あと、千代翔馬も11勝と活躍しましたね。 誉富士ですが、8勝でしたね。もう少し勝てると思っていたのですが。 阿武咲は、10敗だったのが意外です。期待していただけに残念です。 また十両に戻ってきてほしいですね。 来場所ですが、玉飛鳥、宇良、佐藤が十両昇進。 阿武咲、翔天狼、旭大星が幕下陥落と予想します。 ●幕下● 9枚目の佐藤が優勝しました。佐藤はなかなか強いと思っていたので 前から注目していました。今までは6連勝まではしますが、7番相撲で 負けて優勝を逃すことが多かったので、ここで優勝を決めて、 十両昇進を決めてくれたのは嬉しい限りです。また十両でも活躍して 下さい。四股名はどうなるのか楽しみです。また、7番相撲で 佐藤と対戦した44枚目の元幕内の大岩戸も活躍しましたね。 あと、初土俵から注目されてきた2枚目の宇良が6勝して十両昇進を 決めましたね。宇良も十両での活躍が楽しみです。来場所の十両は 面白そうですね。筆頭の玉飛鳥もここでは勝てるといった感じですかね。 ●三段目● 初の最下位格付出しとなった小柳(おやなぎ)が優勝しました。 来場所は幕下ですが、どのような活躍をするのか楽しみです。 ●序二段● 44枚目の元幕下の琴太豪が優勝しました。自己最高位の東幕下8枚目で迎えた 昨年名古屋場所で、左目の網膜剥離のため全休。翌秋場所では3番相撲で 左肘を痛め、その場所を含め3場所連続で休場ということで、また復帰して くれて嬉しい限りです。また番付を戻して今度は十両を目指してもらいたい です。あと、10枚目の琴鎌谷は6勝と来場所は三段目ですね。 ●序ノ口● 19枚目の朝玉木が優勝しました。近大相撲部前主将ということで 「優勝して出たかった」という、近大の卒業式に花を添えましたね。 この力士にも期待しております。朝玉木の名前の「一嗣磨」ですが、 「かずま」と読むのですね。 |
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write:2016/03/28 | rewrite:2016/04/03 | update:2016/04/03 |