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平成26(2014)年大相撲9月場所・総評 | ||
●幕内● 今場所は新入幕の逸ノ城が大活躍し、横綱、大関を撃破し、どうなることかと 思いましたが、結局は白鵬の31回目の優勝で締めくくられましたね。 これで白鵬は千代の富士の記録に並んだことになりますね。 次は大鵬の32回に挑戦ですかね。 新大関の豪栄道は、千秋楽にやっと勝ち越し。あまり勝てないだろうとは 見てましたが、8勝止まりとは…。来場所は頑張ってもらいたいです。 最年長新関脇の豪風ですが、負け越しはしたものの7勝はよく頑張ったと 思います。新小結の常幸龍ですが、遠藤に破離間投げという2年ぶりの 珍しい決まり手で勝ったのですね。2012年の把瑠都以来ということで。 上位、中位では、碧山、勢、安美錦が健闘しましたね。碧山も3枚目で ここまで勝てるのですから本当に力が付いてきた感じですね。 あと、負け越したものの7勝の高安、嘉風も力を付けてきた印象があります。 旭天鵬ですが、1941年夏場所の元前頭藤ノ里以来73年振りとなる40代で幕内 での勝ち越しを決めました。旭天鵬は是非勝ち越してもらいたいと 思っていたので嬉しい限りです。これからも様々な記録に 挑戦していってもらいたいものです。 新入幕の逸ノ城ですが、「ゲルのモンスター」と呼ばれていましたが、 今場所は本当にモンスターとも言える活躍をしましたね。2000年夏場所での 栃ノ花以来となる新入幕での2大関撃破、41年振りとなる新入幕金星と 凄い快進撃でしたね。でも、横綱戦、大関戦は変化で勝ったりとまだ何とも 言えない所はありますので、今度は真っ向勝負で撃破できるように なってもらいたいです。 来場所の予想ですが、三役昇進が碧山、勢、逸ノ城、 平幕に陥落が妙義龍、常幸龍、千代大龍、 入幕が、徳勝龍、阿夢露、誉富士、琴勇輝、栃ノ心、 十両に陥落が佐田の富士、豊真将、東龍、時天空、鏡桜と予想します。 琴勇輝はラッキー昇進。千代丸は幕内残留と見ます。 ●十両● 今場所は栃ノ心が5人目の十両15戦全勝となりましたね。この地位だと 大勝ちするだろうと思っていましたが、ここまでやってくれるとは 驚きです。幕内でもさらなる活躍に期待しております。 あと、徳勝龍、誉富士がそれぞれ12勝、11勝と活躍しましたね。 誉富士はこれを機に幕内定着を目指してもらいたいと思います。 来場所の予想ですが、 十両昇進は、天鎧鵬、栃飛龍、出羽疾風、岩崎、琴恵光、達 幕下陥落は、舛ノ山、芳東、明瀬山、千代の国、旭大星、(若荒雄の引退) と予想します。 ●幕下● 42枚目の安彦が優勝しました。これで3度目の各段優勝ですね。初土俵以来 ものすごい勢いで番付を上げていってるので今度に期待ができそうな力士 ですね。来場所の幕下上位での活躍に期待しております。 あと、2枚目の岩崎が6勝と活躍しましたね。この勢いを来場所の十両の 土俵でも持続していってもらいたいものです。あと、希善龍も6勝ですね。 ●引退● 元小結の若荒雄が引退しました。 若荒雄と言えば、年始の「夢番付」という特集でデーモン小暮閣下が 若荒雄の三役昇進に期待していましたが、小結に昇進して期待に 答える形となりましたね。それが印象深かったです。 今までお疲れ様でした。 |
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write:2014/09/29 | rewrite:- | update:2014/10/25 |